経営者としての葛藤:就職氷河期世代が感じるNPO求人活動の難しさ
就職氷河期に社会から必要とされなかった私が、今になって経営者として新たな役割を担う中で特に難しさを感じているのが、NPO法人の求人活動です。選ばれなかった者が求人を行うというパラドックスに直面することに加え、愛知県の高い賃金水準を考慮する必要があるため、給与水準を確保しつつ既存職員とのバランスを取ることが非常に難しいと感じています。
求職者は多くの選択肢を持ち、競争力のある給与を提供することが不可欠ですが、既存職員との不均衡を生むことは避けなくてはなりません。職員の士気や組織文化を損なうことは、長期的に見て組織の安定性を揺るがしかねません。給与水準を見直す際には、既存職員への配慮が必要です。新たに採用する人材に対して魅力的な条件を提示しつつ、現在の職員の待遇を適正に維持できるかが鍵となります。そのため、職員一人ひとりのスキルや貢献度を考慮し、透明性のある評価制度を導入することが重要です。
経営者として、賃金体系の見直しや職責による賃金体系の差別化を進めています。職務の重要性や求められるスキルに応じて給与体系を整理し、公平性を保ちながら市場競争力を維持できるよう努めています。また、キャリアパスの明示化も重要です。将来の成長機会を重視する求職者と出会うためにも、昇進の道筋やスキルアップの機会を提供することを考えなくてはなりません。
さらに、NPO特有の価値を求職者に伝えることも忘れてはなりません。社会貢献や自己成長の機会を強調し、NPOの文化やミッションに共感を持ってもらうことで、求職者が「ここで働きたい」と思える環境を作り出すことを目指します。これらの取り組みを通じて、賃金水準を確保しつつ、既存職員とのバランスを保ちながら愛知県の高い賃金水準に対応した求人を行っていきます。
道半ばで考えるべきことは多いですが、経営者としての責任を果たし、求職者と職員の双方に満足できる組織作りを進めていきたいと考えています。
それにしても、自分がやってもらったことのないことを他人にしなければならないのは、経験、能力、気持ちのいずれにおいてもハードルが高いことです。しかし、これを私がやり遂げないと、若いときに機会を得られなかった者の可能性が閉ざされてしまいます。持たなかったものや、若いときに資源が投下されなかった者も、あきらめる必要はありません!といいたい。実証するためにも、私は頑張るしかないのです。自分をあきらめない社会をつくりたいと思っています。
【追伸】
最近は、就職氷河期世代向けの就職サポートもあるが、私からすると的外れ。いまから正規職員を目指す人のものがあることは良い。ただそれ以上に、労働環境の悪い状況から抜け出すことのマインドセットの支援が必要。今のままだと就職氷河期世代は「雇ってもらえるだけでありがたい」から抜け出せずに、賃金を上げることの要求などはできない状態が続く。安くて使える人材がい続けることが全体の賃上げにブレーキをかけることとなるし、高齢者になった後の無年金・年金で生活できない潜在層を減らせないことにもつながってしまう。
「あなたにも価値はある」ということを感じられるような対策を!
【今日の生成Ai】
ChatGPTとのおしゃべりから、自分が何を書きたいかを明確にして、再度指示をしました。
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