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紹介【なぜハワイ】<三章 ハオレ>ーー「思想の科学研究会 年報 創刊号DISPLAY」より

「なぜ ハワイ」は、山本英政さんが、『思想の科学研究会 年報』に連載している記事です。

三章 ハオレ は、ハワイで少数である白人を呼ぶ呼び方のようです。

”島では白人たちを「ハオレ(HAOLE)」と呼ぶ。ポリネシア語で「外来者(エイリアン)」を意味する。”   ーー本文より

 本文では、ワイキキビーチで、アラバマの大学のTシャツを着た白人の若者に、体格差をものともせず、抗議をするハワイの少年のエピソードが描かれている。
”そんなわれわれの懸念をよそに、そのロコは白人にこう吠えた。
「ビーチからさっさと出てけ。ここにはオレらのルールがあるんだ……」。”
                        ーーー本文より

   *      *       *      *

”一九七〇年頃、民族意識を高揚させた人種闘争が世界を震撼させたとき、島
では「ポリネシア・ハワイ」への回帰運動が起こった。失われ、忘れ去られる伝統の重要性に気づき、自己を啓発して民族の誇りを取り戻そうとする気運は多くのハワイアンたちや他の非白人住民たちの関心をひき、「ハオレ」への反抗意識はより鮮明となっていったのである。
 その頃、ハワイの公立小・中学校では学期の最後の日に「キラ・ハオリ・ディ“KILL-A-HAOLE-DAY”(白人をやっつける日)」という悪習があった。金髪の青い目をもった子どもたちはこの日には学校を欠席したのだという”
                       ーーー本文より


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