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自分を導く実践バイブル | FREE, FLAT, FUNからの学び

誰もが自分の強み、興味を生かし、心のままに、生き生きと、自分らしい人生を生きたいと思うのではないだろうか?誰もが自由に、対等に、そしてワクワクしながら生活していく毎日_。そんな世界に憧れる人も少なくないだろう。

しかし、そんな願いとは裏腹に、私たちの日常生活は、日々仕事に忙殺され、家事に忙殺され、不安なニュースやワイドショーに感情を支配されてしまっている。

どうすれば、こんな日常生活から脱却し、自分らしく、ありのままに生きることができるだろうか?そして、もっと家族のために、社会のために、自分を成長させていけるだろうか?

伊藤羊一さんの新著『FREE, FLAT, FUN』には、そんな私たちが叶えたいWillに近づくためのエッセンスやヒントが紹介されている。今日はこの本を読んで私が感じたこと、実践したこと、及び今後取り入れていきたいことについて、noteを書いてみたいと思う。

FREE, FLAT, FUNとは?

そもそも伊藤羊一さんが考えるFREE, FLAT, FUNとは何だろうか?著書の表紙にも小さく書かれているが次の通りだ。

【FREE】
常識から解放され、ひとりの人間として自由に生きる

【FLAT】
一人ひとりが、異なる意思を持つリスペクトされるべき存在である

【FUN】
一人ひとりが意思を決めて生きられれば、楽しく幸せな社会になる

これを実現するために、羊一さんが提唱、実践されているのが、「Lead the Self」、「Lead the People」、「Lead the Society」である。まず自分自身をリードし、そして周囲のメンバーをリードし、そして社会をリードしていく。一見3本柱のように見えるこの3つだが、圧倒的に「Lead the Self」が大切だ

「Lead the Self」なくして他の2つはなし得ない。そう言っても過言ではない。これは、本書の構成にも現れている。本書は「Lead the Self」の章に最も多くページ数が割かれている。また、「Lead the People」や「Lead the Society」の章の中でも、たびたび「Lead the Self」という言葉や、それに立ち戻ること重要性について触れられているからだ。

つまり、この本は「Lead the Self」を実践するためのバイブルとも言えるだろう。

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自分を導くためには、「自分を知る」ことから

では「Lead the Self」、自分を導くために、私たちは何をしていけば良いのだろうか?この実践方法の1つとして本書で紹介されているのが、ライフラインチャート作成からの人生の振り返りだ。(ライフラインチャートとは何か?という説明はここでは省く。Google検索するとたくさん画像が出てくるのでそちらを参照いただきたい。)

私自身やったことがなかったので、早速やってみることにした。

ライフラインチャート.001

ほ〜、なるほど〜。こうやって書いてみると、確かに学びが多い。

私の場合、10代の頃は自己肯定感が低かったので、とにかく暗い学生生活を送っていた。しかし、一人旅や、一人暮らし、ワーホリなど、何か新しい「挑戦」や「経験」が、+(プラス)に振れるキッカケを作ってくれていた。また以前は、「移住」や「旅」のような、物理的な変化からくるものが中心だったが、最近では、人との繋がりや対話などからも、人生の充実度を高められるようになってきたことにも気づけた。

このライフラインチャートを誰かとシェアして語り合うことでも更なる気づきが得られるだろう。実際本書には、ライフラインチャートの実践方法として次のように書かれている。

① 自分の人生を振り返る
② 他人に言語化して伝える
③ 他人と対話する

実践あるのみだ。

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宣言、行動、振り返り。そのために「演じる」

では、実践力(あるいは、実行力)を高めていくためには、どうしていけば良いだろうか?羊一さんは、結局のところ、普段の「行動」を変えていくしかないと言う。そりゃそうだ。行動を変えなければ、毎日同じところに戻ってくるのがオチだ。それでは成長できるわけがない。

そのために重要になってくるのが、宣言だ。自らの意思に基づき、「私は○○を変えます。(あるいは目指します。)」と宣言すること。これが日々の行動を変える。最初は、何も大きな宣言をする必要はない。「明日から朝5時に起きます。」「○○の書類について、明日の午前中までに作成して提出します。」などといった小さなことでもいい。宣言→アクション→振り返りをなるべく小さな単位で回していけるようなスパンが良い

そのためには、演じるのが良いと羊一さんは言う。「演じる」とはどう言うことだろうか?英語にしてみると案外わかりやすいかもしれない。

Play a Role

Playの意味を辞書で調べると次のように書かれている。

【Play】
engage in activity for enjoyment and recreation rather than a serious or practical purpose.

<和訳>
シリアスで実用的な目的のためというよりは、楽しみやレクリエーションのために活動を行うこと

つまり、ドラマや漫画のキャラクターに出てくるような人物が、自分に乗り移ったかの如く実際に振る舞ってみる。楽しみの心を持ちつつ。

キャラクターは、サラリーマン金太郎かもしれないし、大門未知子なのかもしれない。はたまた、映画アルマゲドンでブルース・ウィリス扮するハリー・スタンパーなのかもしれない。noteを書いている時の私なら、身近なnoteライター、それこそ伊藤羊一さんのイメージなのかもしれない。

いずれにしても、イメージに合う人物を選んでみて行動してみること。これがひいては何ヶ月後、何年後かに大きな違いをもたらすのだと思う。

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目の前の課題に集中すれば、社会は変えられる

みんなが平和に幸せに暮らせる社会。誰もがそんな社会を実現したいと思うだろう。理想の社会に想いを馳せる上で、羊一さんが大切にしていたきたことは次の2つだと言う。

① 「自分がどう生きていくか」という軸
② 「社会に対してどう働きかけていくか」という軸

でも結局取っ掛かりとなるのは自分自身。そして、今すぐできることと言えば、まずは自分の目の足下に課題に対して取り組むことだと羊一さんは言う。

私自身のことで言えば、今取り組む社内での各プロジェクトへの貢献、社内で取り組んでいるダイバーシティ&インクルージョンに関する取り組みや、家事・子育て、そして想いを馳せるこのnoteの執筆だったりするだろう。

これら1つ1つの課題に対し、真摯に向き合い、宣言し、取り組んでいく。これがやがては、Lead the Societyを生むキッカケとなりうるのだろう。

いや、実際どうなるかは分からないが、
ただFREE、FLAT、FUNな未来だけを見据えながら_。



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