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戦略会議って面白い! | 外資系戦略会議室からの学び

今日のnoteは、こんなテーマで書いて行きます。

え、会社のでしょ?そんなの書いちゃっていいの?って思われるかもしれませんよね?いやいやもちろんそんな込み入ったことは書かないですよ!でもね、うちの社長が会議の最後にこう言ったんですよ。

「アウトプットは72時間以内に!」

習ったことをちゃんと言語化しておかないと自分事化されないよ、ってことなんだと思います。

「おっしゃることはごもっとも!」そう、本当なら習ったことをチームのメンバーにフィードバック!というのが本来だと思うんです。

でもね、そこはこの私です。「よし!いっちょこれもnoteのネタにしてやろう😎」とそう思ったわけです。←完全に危険人物ですw

繰り返しますが、断じて詳細は秘密事項は書きませんよ!あくまで私自身の概念的な学びと、私のnoteを読んでくださる方に、何か明日からのヒントになるようなことを、うまい具合に書いてみたいと思ったのです。

さぁどんなストーリーになるか、乞うご期待!!😆


案外株価の話って大事だよね


まず最初に感じたのはこのことです。以前のnoteでも書いていますが、私のキャリアはずっと外資系です。で、外資系の会社って、社長や役員の人が、社員に会社の業績の話をする時、結構株価の話をするんですよね。

今年のFirst Halfの売り上げはこうだった。利益はこうだった。そして株価はこんなふうに推移した。なんて具合に。

私、今までは「どうしてこんなに株価の話するんだろう?」って不思議に思っていたんです。でも最近、自分自身が個人投資家として個別株投資を初めて以来、これがめっちゃくちゃ腑に落ちたんです。これは株主、ひいては世間から私の会社が、どのように期待されているのかを知る一番の方法なんだなってことに。

「株価が上がる」ということは、言い換えるなら、私の会社がそれだけ将来期待されてる・・・・・・ってこと。反対に「下がる」ということは、期待に応えられていない、あるいは思ったほどじゃないってことなんだと。

当たり前ですが、期待をされている人のところになんでも良いものが集まってくるんです。良い投資家、良い社員、提携企業、そして良い顧客。あぁなるほど!だから株価って大事なんだなって思いました。

外資系企業がどこもこぞって社員に株価の話をする背景には、こういうことがあったんですね!

で、株価ってどうやって上げんの?


うん、株価が大事なことは分かった。じゃあどうやって株価を上げていけばいいの?ただ単純に売り上げをより伸ばせばいいんですか?って話になると思うんですけど、ここからがミソなんですよ。

もちろん売り上げが上がることは大事。大事なんだけど、それだけじゃダメ・・・・・・・・なんです!

これねー、ほんと個別株投資をしていて良かったと思うところ。なぜか?というと、いくら売り上げが過去最高を叩き出していたとしても、決算発表後に株価が下がっている企業を目の前で何社も見てきたからなんです。「えー!この売上でなんで株価下がるの〜〜〜OMG😱」って感じで。ちょっと驚きですよね?でも、これがどうもReal World現実世界のようなんです。

売り上げも大事、そして利益も大事。でもそれだけじゃなくって、何にお金を使っているか?(研究開発費がいくらで、人件費がいくらで、交際費がいくらで)ってのもそれと同じくらい超大事なんですねぇ〜。(株主って厳しい!!)

つまり、今売れているから、イケイケどんどんだからって良いわけじゃない。株主にとっては、未来に向けてその企業がいかに継続的に・・・・稼いでいけるポテンシャル素質を持っているか?ってことも、売上や利益と同じくらい大切なんですよ。

なので、ちゃんとお金を適切に、かつ積極的に使っていかなければいけない!そういった義務も、実は企業は負っていたのです。

ここがいわゆるJTC日系企業の弱いところ。

儲かったお金を"内部留保"するのではなく、積極的に設備投資や新製品開発、そして人的資本(つまり私たち社員!)に回していくこと、これが求められているんです!!

じゃあ、会社はどうしていくの?


社員としては、ここが知りたいところですよね?一言でいうなら、古い角質を取り払って徐々に脱皮していくことなんです。

つまりどういうことか?

どこの会社にだってあると思うんです、屋台骨となるビジネス、製品、サービス。もちろんこれらは大事。大事なんですけど、ここだけにしがみついてちゃいけないよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ってことなんです。

屋台骨のビジネス基盤は活かしつつも、その分野でより革新的な製品を出していく、あるいはサービスを拡充していく。プロモーションやマーケティングに今までとは異なるアプローチを加えていく、あるいはシフトしていく。こういった挑戦や実験が、ひいては企業の魅力を引き立て、株価を支え、そして成長をドライブしていくんですよね。

アップルがなぜ毎年のように新しいiPhoneを出し続けるのか?これは、アップルがiPhoneという彼らの強みである基盤を活かしながら、投資家やファンを魅了するためにやっている脱皮活動なんです。

  • Suicaを使えるようにしました。

  • 指紋認証から顔認証に変えました。

  • 背面カメラの数を増やしました。

  • AppleWatch、AirPodsとシームレスに連携できるようにしました。

これら1つ1つはほんのちょっとした変化脱皮なのかもしれません。ですが、それによって何が起きたのか?そうユーザーは、新しいモデルにどんどん乗り換えていったのです。もちろんこれは、ブランド力信頼があるから成せる技なんだろうと思います。

ここで1つ、見落としてはいけない大事なポイントがあります。

じゃあこの間、iPhoneの最新モデルの価格は据え置かれたのか?ということ。結果は以下の通り。(人気モデルの最低GBのもの)

iPhone6 → 67,800円
iPhone7 → 72,800円
iPhone8 → 78,800円
iPhoneX → 112,800円
iPhone11Pro → 106,800円
iPhone12Pro → 106,800円
iPhone13Pro → 111,636円
iPhone14Pro → 149,800円

「https://nikkan-spa.jp/1771168」より抜粋し引用

価格は、据え置かれるどころか、X10から11Proの間で一度価格が下落したものの、ほぼ綺麗に右肩上がりで価格が上がっていった・・・・・・・これが実際factなんですね。

ちょっとずつ機能を改善して、世界にちょっぴり良いものを提供していく。でもその原動力を絶やさないために、しっかりとかかった開発費を価格に転嫁していく。こうして常に企業をアップデートし、ファンをアップデートしていく。これこそが未来に選ばれる会社の姿なんですね!

だとすると、私はどうはたらく?


今回、私がこの会議に招かれた理由を考えると、それは自ずと見えてきました。

私はピープルマネージャーです。チームを率いてチームのパフォーマンスを高める立場。だとすると、やはり行うべきはメンバーをどう巻き込み、これを理解してもらい、進むべき道へいざなっていけるか?だと思うんです。

そのためには、自分自身が大胆である必要があると私は思います。戦う環境の変化を予測し、それに向けた準備を行い、やるべき仕事、あとに回すべき仕事を勇気を持って優先順位付けしていく。少しチャレンジングだなと思うことにも積極的にチャレンジしていく。そしてメンバーの人たちにも、それを促していく。

伊藤羊一さんがよくおっしゃっていますが、決断はバッサリ、ケアはじっくり。これこそが、今の私が見せるべきリーダーシップスタイルなんじゃないかな?って思いました。

まずはメンバーのスキルが足りなかろうが、経験が足りなかろうが、また、成功するかしないかわからないかもしれないが、一旦まずは、やってもらう。その上で、こまめにフォローアップを加えていき、微調整をかけながら進むべき道を一緒に進んでいく。これこそが、私のはたらき方なのかな?と感じました。


1日会議室に篭りっぱなしのワークショップでしたが、実りの多い時間になったように感じています。

いやぁ〜まだまだ我が社も捨てたもんじゃないですね!素敵な気づきを与えてもらった社長に感謝です!

そしてこのストーリーが、どこか読者の皆様のお仕事のヒントにもなっていれば幸いです✨今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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