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ヘザウィック・スタジオ作品+カルダー展@麻布台ヒルズ

去年の春「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」を東京シティビューで楽しんだ。その楽しいデザインが、行こうと思えば簡単に行ける場所に出現することを楽しみにしていた、麻布台ヒルズ低層階エリア。

神谷町駅から直結するその地下でも、既にそのデザインが見られた。

十字の柱の上部と、凹凸のある天井
少し角度を変えてみた
晴れていたが、悪天のためという理由で外には出られなかった。
地下からガラス越しに眺めた
もう少し後の、友人との合流後に撮った。
地下のガラス越し。
やはり悪天とのことで、外には出られなかった。
窓は少し濡れていて、雨は降ったらしかった
「ワ」「ム」と読んでしまいそうだが、
それは麻布台ヒルズのロゴ。
栗のようなベンチもヘザウィック・スタジオ作品

ヘザウィック・スタジオ展では、つまらないデザインを作りたくないという強い意志を感じた。建築事務所ではなく、イギリスのデザイナー集団。

他の作品でも、屋外を含む大きな空間をデザインしているかと思うと、ニュースで見かけた記憶がある、小さなクリスマスカードも手掛けていたり。国内で楽しめるのは、麻布台ヒルズになるようで楽しみにしていた。

初夏だったか、友人たちと会っていたとき。一人が、平日に空く時期があるから遊んで、と言っていた。

その友人の提案は、麻布台ヒルズにあるチームラボボーダレスになった。以前に私が提案したものの、チケットが思うように取れないことで延期していた。豊洲のチームラボも、それ以前に話題になったことがあった。

そんなことで、先月の平日休暇は、友人と二人での休暇だった。

チームラボでは時間を忘れる。遊びながら、かなり歩く。閉館したお台場のチームラボボーダレスを体験済の私は、何時間も歩く覚悟はしていた。

チームラボの後に、ヘザウィック・スタジオのデザインを楽しみに、外観を見たり、内観をウロウロ楽しむ余裕は、絶対に残らないだろうと。

案の定、チームラボの後はあっさりと麻布台ヒルズを離れた。

その前の時間には悪天で入れなかった中庭には入った
夏色の葉とともに、もう1枚

デザイン全体を楽しんでくる余裕はなかったが、また行って楽しみたいと思っている。


カルダー展にて

チームラボの前、一人で「カルダー:そよぐ、感じる、日本」展に行っていた。麻布台ヒルズギャラリーのMB階で開催されている。

作品に満足なのはもちろんだし、空間の雰囲気も好きだったし、私が行ったときのスタッフさんなども感じ良い対応だったと思う。

が、それでも、その会場には二度と行かないと思った。

私としては残念な感想や、私としては合わない不快感がいくつもあった、という、個人的な理由だけ。
気にせずに楽しめる人も多いと思う話。なので、詳細は書かない。

一つ、他の人でも気になったところでは? と、思うことだけ書いておく。

タイトルにもある「そよぐ、感じる」を楽しめなかった残念さは大きかった。

私がいちばん楽しみにしていたのは、いろいろなデザインのモビールが、動いている様子をひたすら眺めることだった。
会期中なので、上の写真は会場内ではシンプルだったモビール。
だが、いろいろなデザインのモビールが、たくさん展示されていた会場。

動かないはずの彫刻を動くデザインにした、始祖と表現して良さそうな人の個展。
展覧会サイトでも、過去の他の会場の様子だったらしいが、静かに滑らかに動いている動画が掲載されているのを見て、行きたいと思った。

会場出口に近い後半に入ると、天井が近い展示は空調の風を受けるのか、少し動いているものもあった。動かないからと何かで扇ぐことは、入口の注意で禁止されていたと思う。

作品は近づける展示が多かった。動かさない前提だからだろう。
風があったら、どう静かに滑らかに動くか想像しながら、そばで眺めるしかなかった。

うーん… 微動だにしないモビールって…

モビール、という表現はフランス語での発音に由来する言葉。英語由来にするなら、モバイルと同じ単語。

微動だにしないモバイル、と書いた方が、私の違和感というか残念な気分は伝わるだろうか…