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SYNCHRONICITY'24

土曜日は一人で渋谷へ。見出し画像は慌てて撮っただけのメモ。忘れ物をしたために必要になった当日のプログラム。いちばんの目的地だった「いつか(Charisma.com) x RINNEEE」会場入口で撮ったのか。写真の方が見やすいかと慌てて撮り、その日の最後まで使った画像。

忘れたのは、このA5印刷

初参加で土地勘のない自分が間違えそうなポイントを気にしながら、会場のビル名・階も書き込んであったのだが…

そんなことなら、公式アプリを入れておいた方がわかりやすかったのか。少なくとも、その紙の写真を撮っておけばよかった。
方向音痴には難度高い渋谷だというのに、事前準備した紙を忘れた。

準備しても、会場間が近くても、道は間違えるだろうし、会場入口が見つからないということもあるだろうし、並んで時間通りにならないこともあるだろうし… と、体力ない私が余裕を持って動くため、最終的に目的地は3つに絞り込んであった。

が、どこへ行くことに決めてたんだっけ、という記憶を探り、その場所を調べ、迷いながら向かい… という慌ただしいことに。
ひどい展開だったが、いちばんの目的地以外も、私が好きなインストも複数あるようで、リアルに聴けることを楽しみにしていたSYNCHRONICITYシンクロニシティ'24。

いちばんの目的地「いつか x RINNEEE」に間に合わないことはないだろうが、ギリかも?と慌てるくらいに、リストバンド受取に並んだ。

既にチケットの支払いは終えた人の列だったはず。だが、その行列を見て、参加を諦めた人も複数、見かけたほどの長い行列。
早いスタートの会場なら、開演直後とも言わない遅い時間から並んだ。早い時間に目的地があった人には、無理があったのだろう。

日向で暑く感じたりしつつ、光合成しながら散々並んだ。目的地に、どうにかたどり着き、暑かったのでパーカーもロッカーへ放り込んだ後。

始まった1曲目は「narabe」だったのでウケた。
いや、もう並びたくないんだけど、と力が抜ける感覚で楽しんだ。

コラボステージは去年もあったが行っていない。再び、ということらしかったので楽しみにしていた。二人の声の相性が良いということか、どちらの曲でも心地良かった。

会場は空いていたので何だかホッとした。人にぶつからず、好きに動きながら楽しめるのが、私にはいちばん。私は体力不足のせいか、不意に何となくバランスが悪いこともある。謎な間合いでぶつかると、近くの知らない人が驚く。

出演者や主催者なら、隙間や観客数はかなり気になるポイントだろうが。
いつかさんは、隙間は好きに使っていいよ、ヘッドスピンしててもいいよ、と言っていた。気にしてるのか気にしてないのか。きっとこれも、「どっちでもいい」が正解なのだろう。

心地良く楽しんだ音と空間だった。気の抜けた内容の喋りも楽しかった。
最後の曲「HATE」では遠慮なくジャンプしてきた。

いつかさんの衣装は、「カンブリアダンス」のイメージから選んだものなのだろうか。カラフルなニットを着て、暑いと言っていた。
RINNEEEさんの衣装も楽しい感じ。素敵な着こなしだった。

Charisma.comカリスマドットコムを気に入って聴き始めたのは、残念ながら活動休止後。なので過去の雰囲気を感じにくいが… 今は、ビジュアルの演出が足りずに、何かバランス悪いことになっているんじゃないか、と感じる。

音も声も、大切な部分は何も悪くなっていないと思うが、洗練されたビジュアルが抜けてしまったのか…?
面白さが楽しいのは、魅力の大きな振れ幅の範囲なので好きだが。
洗練されたビジュアルが抜けると、ギャップで楽しい、気の抜けた面白さの効果が弱い感じ?

そんなことを感じ、今は何となく違和感もある。
が、透明度の高い声で、好き勝手な内容を歌って活動している空気感が、とても好きなアーティスト。
RINNEEEさんも素敵だった。二人ともライブ会場でもクリアに聴こえる声。
好きに楽しんでこられた私には、一日が終わった後も、いちばんに楽しかったステージ。

好きに動きながら楽しめたという意味では、かなり混んだAcidclank(Band Set)の後、DJ・星原喜一郎の時間も心地良かった。

Acidclankも心地良く楽しんだが、自分の周囲の人の近さに圧迫感も大きかった。
混んでいるというのに、目の前に入ってくる人もいたり。そんなスペースなかったでしょ?と思ったが。
そんなことは、そのステージのときだけではなく、何度もあったこと。

Acidclankが終演し、人がどんどん会場を出て行くことで、身の周りの空間が広くなる感覚が、とても心地良かった。足の疲れなど、無理があるなら休憩に出るつもりだった。が、そのまま残り、DJの時間を楽しむことにした。

興味の向くままに、音と興味とに合わせて動けて心地良かった時間。
エレクトーンの上達と連動し、知らない曲でも、曲の流れを想像して動けるらしい。

趣味の範囲で弾いているだけのことが、そんな効果に繋がるとは知らなかったが。弾くのが上手くなっているのは間違いないが、自分が楽しむだけのことで、演奏は下手なのだが…

会場のO-nestは、無音になる時間はない一日だったのだろう。アーティストの入替時間をDJが繋ぐプログラムだった。

そういう繋ぎの仕事で、DJが何をするのか。
知識としては何となく知っていたが、好きに動きながら、リアルにお仕事を観察できて楽しかった。

私の知識は、とても古いもの。四半世紀前くらいか。
そんな頃にラジオから聞こえていた、DJ・ピストン西沢の言葉をたくさん思い出した。当時は、BGMを簡単にオフィスで流す手段の一つとして、J-WAVEを流しておくという会社もあった。よく聴いていた時期。

当時からはDJの機材や技術など、いろいろと変わったことだろう。私はクラブを楽しんだこともなく、全くわからない。
が、たくさんの言葉を思い出したということは、全く変わらないんじゃないか?という感じも可笑しかった。

OKされるなら、近くで興味津々、じーっとDJの動きを観察していたい私だった。
が、DJは踊らせてなんぼ、とピストンさんは言っていたはず。感心したような顔で眺めている人も嬉しくは思うが、そうじゃなくて、というような話をしていた。

なので、離れたところで、いろいろと変化する音楽に、気楽にのって楽しみつつ、お仕事観察も楽しんできた。次のステージのテスト演奏に繋いでいるのも見られた。

その頃のピストンさんが、繋ぎの仕事について何を言っていたか。

仕事内容としては、リアルなステージへも繋げられる技術だけではなく、お客さんを引き留める盛り上げを求められる。とはいえ、音量はステージ準備のために上げられなかったり、制約が多い仕事、というような話だった。

「やってられるかー」とラジオで叫びながら、それ以上に言っていた内容を、ここに書いていいのかは知らない。が、よく言っていたということか、私の記憶には残ったらしい。
思い出したが、基本的に省略した方が良いのだろう。

(略)

上品で知られていたJ-WAVEの、楽しい振れ幅の範囲ということ。ピストンさんの時間は賑やかではあったが、社内のラジオを止めるほどのことはなかったと思う。上品なJ-WAVEでも、「面白すぎて仕事無理」と、多くの人の仕事が止まりがちな時間は、時々あった。

人だらけの圧迫感を感じつつも、目的地にしていたAcidclank、jizueまで無事に楽しんできた。jizueの前、LITEの終わりの方も聴けて楽しんだ。入場規制で列に並んでの入場だったので、どこに入れるんだろう… と思うくらい人だらけだったが。

人だらけでも、思い思いに楽しんでいる人だらけだったことに、少しホッとする気分で帰宅した。