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#34 もう少しがんばりましょう

お、いらっしゃい。
ん?ああ、あれは「要請」だからね。
お願いなんだから、うちは協力しないってことで営業中!
そもそも仮想空間のバーなんで(笑)

んー、最近、女の子とあまり近しくしてないなあ。
まあ、毎週、行くところ行くところ出会いはあるけどさ、まあ、オレもいい年だからカッコつけて無理に口説かない!?

まあ、こういう気持ちって、隠しながら見え隠れするのがいいんだろうなあ(笑)
大っぴらにするものでなく、隠し隠して・・あ、やらしい意味じゃないからな(笑)
いや、やらしい意味でもある(爆笑)


・・
ちょっと妄想旅してみよう(笑)
まずはエグザイル。

■ 日曜日の夜はベッドが広い
  眠らない思い抱いたまま朝を待つ
  帰る場所があるあなたのこと
  好きになってはいけない わかってた初めから

  部屋を出る時は「さよなら」じゃなくて
  「おやすみ」と言ってほしい
  終止符ぐらいはわたしに打たせて
  それが最後のわがまま

・・
万葉集だったかな。

■ 玉くしげ覆(おほ)ふを安(やす)み開けていなば君が名はあれどわが名し惜しも

鏡王女(かがみのおほきみ)という女性の歌。
櫛箱のように、この部屋を開けずに覆って安心しているようですが、と夜が明け(開け)てしまって誰かに見られてしまいます。あなたの名はいいけれど私の名前が噂されると恥ずかしいって歌。

それに、彼氏、藤原鎌足の返歌。

■ 玉くしげみむろの山のさねかづらさ寝ずはつひにありかつましじ

そうは言っても、三輪山(三室戸山)のさねかずらが木々に巻きついているように、オレは、おまえと少しでも長く寝ずにはいられないんだ。

まあ、こんなふうに昔から、男女の恋愛は、どこか人目につかず燃え上がるところがあった。

・・
今は、恋愛の情熱が社会全体でなくなりつつある?
ずいぶん理屈で考えるようになって、こうすればこうなるって、そんなふうにわかった気になるから、余計に、恋愛が面白くなくなってるんじゃないかな。

・・
今から30年以上前のサザンはこう歌ったんだ。

■ たまに逢ってるようじゃお互いのこと分かりはしないだろ
  信じれられないね
  ほれて名を呼び思いを馳せる女
  涙ぐみ酔いしれる気持ち

  ・・
  男は立てよゆけよ女のもとへ
  背中が疼くときが肝心なのさ

『思い過ごしも恋のうち』

昭和の歌謡曲をいい意味で破壊したのがサザン、桑田の歌詞だよな。
若者が大人の知らない場所でやってたあれやこれやを音楽に昇華させた。

それに引き換え、サザン世代のオレの弱々しさは、んー情けない(笑)

恋愛、もう少し頑張りましょうってことで、今週も飲もうかね。

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