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68note。開発の勇気。

 68歳、入社350日目。
 とにかく書き続けるには何が必要か考えてみた。
 やはり、一番気になっていることを書く事だろう。今、頭を整理してみると、一番気なっていることは先日の開発の話になる。頭の中でこびりついて離れない。ふとした時に浮かんでくる。顕著に運動量を確保できたのだが、縫えない。いや、縫いにくい。実現不可能になりつつある。ああすればどうだろう。こうすればどうだろう。あきらめきれない。ほぼ全員が縫えないことにがっかりしている。そして、あきらめかけている。私はそれが出来ない。朝起きると、いくつか解決方法が思い浮かんできた。しかし、
 「実現可能だろうか」と、自分を疑い始めている。
 外でタバコを吸っていると、ふと、目の前の車に目が止まった。今日は雨が降っている。バックドアの継ぎ目に1cmほどの隙間が空いている。気になった。
 「よく雨が中に漏れ入らないな~ぁ。」
 そんなことが気になってしまった。
 何か工夫をして当然の様に防水されているのだろう。そう思うと、車ってたぶんとてつもなく沢山の工夫が施されているのではないだろうかと思い始めた。水が入らない様にするには、隙間なく閉じてしまえばできるだろうが、ドアなどの稼動しなければならない箇所は、閉じることが出来ない。それなりの工夫が必要に違いない。車は、歴史の中でそうした工夫が数えきれないくらい施されて、そうした工夫の一つ一つに沢山の試行錯誤が成されただろう。車一つとってもそれらのアイデアが、職人やデザイナー、設計士の努力によって作られ今のスタイリッシュな車となってる。つまり、車には消費者が気付かない特許的や工夫の塊なのではないだろうか。そんな知恵の塊の車が、今の私たちは知ることも、気にすることもなく、便利に、かっこよく、スマートに使い、目の前に平然と存在する。

 ここでへこたれると革新はない。もう一工夫トライしてみよう。勇気が出てきた。今やっていることは、そんな車程大げさな事ではないが、なぜかとても勇気をもらい、気持ちよくなれた。頑張ろう。

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