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糖負荷試験【とうふかしけん】

今、都内のクリニックに来ていて
糖負荷試験【とうふかしけん】ってのをしてます。

あんまり耳にしたことのない試験だと思いますけど、
糖を負荷する試験。
ま、
そのまんまなんです。

今日の試験を迎えるまでの看護師さんからの指示は、
前日の夜9時から何も食べないでね。
飲まないでね。
で、当日の朝も食ってはならんぞ。
コーヒーとお茶もダメだ。
水は許してやる。
ってほぼ人権無視なやつ。
午前中の健康診断なんかだとよくある人権問題をはらんだやつっすね(^^)

なので、今日の試験の入口は
空腹なワタシ。
ってのを人権無視を受け入れたワタシも協力して作り出す。
試験に空腹でイライラする感情を必要としてるわけではなく、
空腹な状態のワタシの血液を必要としてる。

その時の血液。
どう?
どうなんかね?
ってのを数値で測っとく。

で、試験の次の一手は
その空腹なワタシに、
甘いサイダーを与えます。
美味いやつ。
や、美味かったです。
これが糖の負荷。
75グラムの糖が含まれてるサイダーなんだそう。
75グラムの砂糖をボリボリ食うって
気持ち悪いくらいの量ですけど。
炭酸がそれを紛らわしてくれるんすね。
全然美味い。
カップに2杯のサイダーを看護師さんが優しく差し出してくれる。
ゴクゴクってイッキに飲める味と量なんですけど、
その看護師さんに野蛮なジジーと思われたくない感情から
コクコクってお淑やかに飲んで
カップを返す時に思わず
「ごちそうさまでした。」
って出ちゃうな美味いやつ。

で、採血。

空腹から糖を摂取して脳が美味いと感じるのは
カラダは糖を欲してるから。
そこにボーンと糖の負荷をかけてみた。

そん時のワタシの血液。
どう?
どうなんかね?
どう変化してる?
ってのを測る。

糖を口から入れれば、
血糖値【けっとうち】が上がる。
それを察知するとインスリンってホルモンが出て、
高い血糖値を下げるように働きかける。

生理学で勉強するこれらの仕組みは
人間みんな同じなんだけど、
人ってやっぱりそれぞれで、
徐々に血糖値が上がる人もいれば、
バキューン!って上がっちゃう人もいるし、
インスリンの反応が早い人、遅い人、
ミスターインスリン!みたいに大活躍し過ぎちゃう人。
って。人それぞれ。

そもそもワタシは血糖値が高いとか低いとか、
糖尿病だとかではないのですけど、
母は糖尿病だったりもするし、
さまざまな病を経験してきてる
ワタシって生き物の血液に起こる特徴ってのを
知っとこうぜ。
って試験。

自分の特徴ってのを知っとくことで、
食生活なりの自分の意識でもって
変化をさせられることでもって、
健康な血管、血流、血液。
ってのを意識してこうぜ。
ってのが、
この試験の目的。
だから、
試験ちゃー試験なんですけど、
不合格とか
赤点とかはない。

でも、
もしワタシの良くない特徴が見つかってで、

「お酒はやめなさい。」
なんてことを言われちゃうんじゃないか。。
みたいにして、
ひそかにビビっちゃう試験でもあったりで。

ま、
そん時はそん時で、
プラカード持ってですね、
人権無視だ!!
酒を飲ませろー!
って先生に抗議するしかないなとか。

アホですね(^^)

今日で春休みもおしまい。
明日から3年生になります。
春休みの最後にもクリニックで
試験。
学校始まれば
期末試験
いよいよ3年生だから、
卒業試験に
国家試験。

卒業したら本番の本番。
患者さんを治すという
試験。

試験
ってのをツマミに酒が飲めれば、
まー
悪くはない人生だわな。

なんて思ったり考えながら、
次は5回目かな?
血液抜かれてきまーす。

明日から、
いよいよ3年生になります。


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