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真夜中の駆け引き


月が気配を消して
闇と語ろうとしてた

闇は光を与えようと
姿をくらましてた


月の嘆きは、ばらまかれ
赤道色に変わっていく

皆が観ているからと
星も気配を消した


囁く言葉
笑う声
はしゃぐ声
華やぐ声



聞こえないように
皆は月だけ観ていた

最高のショーを魅せたかったの
それとも最低の姿をさらけ出したかったの

許しを求めて黙らせて
泣き言並べて笑ったの


月は闇の大事な時計を
自分の為に使ったの

あなたの姿と
わたしの容姿
どちらが綺麗・・・?
どちらがグロテスク・・・?

そんな事どうでもいいよね
あなたの最高の優しい時間を
感じていたかった


ただそれだけ

真夜中の駆け引きに

するはずだった


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闇は少しのため息と休息が欲しいとささやいたから
誰かのためにではなく、私のために休みなさいと告げていた





今日は皆様をお騒がせしました。
1日で10個の詩を綴ってみたいと思っていました。
チャレンジにお付き合いいただいて
本当にありがとうございました。(*‘∀‘)
詩のほうは少しお休みをしながらゆっくり楽しませていただきます。
書きたくなりましたら、またゆるゆると始めますので、ゆるゆるとお付き合いください。

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