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【一日一詩】 偽か真か

粉雪が舞い上がる頂に立ってなお
見上げる霊峰を前に己に問う

その存在は真か偽か

悠然たる圧倒的な自然の中に
一粒の砂のごとき小さな存在

いや一粒の砂でさえ悠久の時を経て
大地の欠片が削り磨かれた真の姿

果ての姿は小さくとも
在り続ける確かさを持つ

僅か百年ほどの生命の己に
100億年の自然は何も言わず

ただそこに在る

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