【一日一詩】 眠る海

沖に停泊した船

入り江に佇む浮き玉

静かに海は眠りについた

穏やかな凪の水面に

人々のため息が沈んでいく

深海から浮かんでくるのは

古の悲しみと寂しさ

太陽は動かず

月だけが居場所を知る

夜明けを待つだけの時間

生命のうたは聞こえない


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