「ブロードウェイの子守唄 Lullaby of Broadway」(1951)

· ドリス・デイの1950年代前半の主演作って、あまり日本では公開されておらず、「二人でお茶を」(1950)と「カラミティ・ジェーン」(1953)だけらしい。ほかにカーク・ダグラスが自己破滅的なトランペッターを演じる「情熱の狂想曲」で共演したぐらい。

1951年の「ブロードウェイの子守唄 Lullaby of Broadway」も当時未公開。生みの母を探すエピソードがしんみりしすぎて、明るいのが取り柄のドリス・デイらしくない。

相手役のジーン・ネルソンがカッコいい。小さい頃フレッド・アステアの映画を見て習い始めただけあって、タップダンスが上手。フィルムノワールの「土曜日正午に襲え Crime Wave」(1954) でも好演していたし、プレスリー主演の「キッスン・カズン」(1964)や「ハレム万才」(1965)では監督を務める。

2017年2月5日

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