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ジャック・リヴェット「アウト・ワン」(1970)

13時間もあるジャック・リヴェットの「アウト・ワン」(1970)。

DVDとブルーレイのセットを購入して8か月後にやっと鑑賞。全体が八つに分けられており、一つが映画一本分だから、二日かけて、食事や買い物で気分転換しながら各エピソードに集中すると、思ったよりも楽に観賞することができました。

二つの演劇集団のリハーサル風景の合間に、孤独なジャン=ピエール・レオとジュリエット・ベルト各々によるパリの街での突飛な行動が挿入。二人とも秘密組織の匂いをかぎつけ、それぞれのやり方で捜査を始める。結局、何一つ成就せず、あやふやなまま終わってしまう。

ヒッピー風や少年風ファッションのジュリエット・ベルトが、きれいで、可愛くて、哀しい。ほかにマイケル・ロンズデール、ビュル・オジエ、ベルナデット・ラフォン、フランソワーズ・ファビアン、ジャック・ドニオル=ヴァルクローズ、エリック・ロメールら。

このあとトリュフォーの「私のように美しい娘」「アメリカの夜」「思春期」を担当するピエール=ウィリアム・グレンが撮影。

2016年10月17日

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