ダグラス・サーク「Directed By Douglas Sirk」

ダグラス・サークが1950年代にユニバーサルで監督した作品からメロドラマ中心に7本を収めたDVDセット。


●「ぼくの彼女はどこ?」(1952年。大金持ちチャールズ・コバーンが遺産を継がせるために昔好きだった女性の子孫の家に居候して継がせるのにふさわしいかどうか観察するコメディ)

●「私の求めること」(1953年。家族を捨てて舞台女優となって名声を得たバーバラ・スタンウィックが10年後に自宅を訪れ、夫、子供、町民がざわつく)

●「心のともしび」(1954年。ロック・ハドソンが間接的に死なせてしまった医者の未亡人ジェーン・ワイマンを失明させ、自ら名医となって彼女を治療し、結ばれるという信じられない話を上品かつ見事に映画化)

●「天が許し給うすべて」(1955年。未亡人ジェーン・ワイマンが庭師ロック・ハドソンと結婚するというので田舎町の上流社会連中や子供たちから反発されるが、彼女は立派な考えのハドソンを選択する)

●「風と共に散る」(1956年。テキサスの石油王の息子ロバート・スタックは自分の弱さを認めたくないアル中で、妻ローレン・バコールが自分の子供だと信じられず、親友のロック・ハドソンを疑い、酒と男に溺れる石油王の娘ドロシー・マローンもからんできて、スタック射殺の罪でハドソンが裁判にかけられる)

●「翼に賭ける命」(1957年。1930年代の曲芸飛行士ロバート・スタックとドロシー・マローン、彼らを取材する新聞記者ロック・ハドソンによる人間模様)

●「悲しみは空の彼方に」(1959年。表向きは舞台女優として成功するが家庭は空虚なラナ・ターナーの話ですが、実際には黒人のメイドと彼女の娘の物語であり、白人とのハーフの娘は自分を黒人の子供だと認めたくないことから起きる悲劇)

2013年12月19日

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