俳優が演じる映画監督10名(英国映画協会)

映画の中で演じられた映画監督
別のところにも書いたんですが、面白いから転載します。

・アルフレッド・ヒッチコック: アンソニー・ホプキンス演じる「ヒッチコック」(2012, Hitchcock)。

・チャールズ・チャップリン: ロバート・ダウニー・ジュニア演じる「チャーリー」(1992, Chaplin)。リチャード・アッテンボロー監督。
チャップリンの必見作品:「黄金狂時代」(1925)、「街の灯」(1931)(私の推薦ではなく、この記事の著者ご推薦です。私は、もっと前の「サニーサイド」あたりが好みです。)

・F.W.ムルナウ: 「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」 (2000, Shadow of the Vampire) でジョン・マルコヴィッチが演じています。ムルナウの名作「吸血鬼ノスフェラトゥ」の主演俳優マックス・シュレックが本当に吸血鬼だったという話らしい。
ムルナウの必見作品:「吸血鬼ノスフェラトゥ」(1922)、「サンライズ」(1927)(「ファウスト」(1926)もすごい。)

・ルイス・ブニュエル: 「天才画家ダリ 愛と激情の青春」(2008, Little Ashes) でマシュー・マクナルティが演じています。
ブニュエルの必見作品:「アンダルシアの犬」(1929)、「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」(1972)(私は、メキシコ時代の「昇天峠」「エル」「アルチバルド・デラクルスの犯罪的人生」あたりが好きです。)

・ジェームズ・ホエール: 「ゴッド・アンド・モンスター」(1998, Gods and Monsters) でイラン・マッケランが演じています。
ホエールの必見映画:「フランケンシュタイン」(1931)、「フランケンシュタインの花嫁」(1935)(どちらもボリス・カーロフが怪物を演じるユニバーサル作品ですが、エルザ・ランチェスターに度肝を抜かれる後者のほうが好きです)

・ジャン・ヴィゴ: ヴィゴを描いた映画があるなんて初めて知りました。アナーキストを父に持ち、29歳で亡くなったフランスの天才。ジュリアン・テンプル監督の「ヴィゴ」(1998、Vigo: Passion for Life) でジェームズ・フレインが演じています。
ヴィゴの必見作品:「操行ゼロ」(1933)、「アタラント号」(1934)(なにしろ作品数が少ない)

・エド・ウッド: ご存知、史上最低と言われた映画監督エド・ウッド。でも、ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の「エド・ウッド」(1994, Ed Wood) は未見。
ウッドの必見作品:「グレンとグレンダ」(1953)、「プラン9・フロム・アウタースペース」(1959)(後者は見ましたが、あまりに最低だと言われすぎたために、けっこう楽しめました)

・オーソン・ウェルズ: 「僕と彼女とオーソン・ウェルズ」(2009, Me and Orson Welles) でクリスチャン・マッケイが演じています。
ウェルズの必見作品:「市民ケーン」(1941)、「偉大なるアンバーソン家の人々」(1942)

・ローレンス・オリヴィエ: 「マリリン7日間の恋」(2011, My Week with Marilyn) でケネス・ブラナーが演じています。モンローとオリヴィエが共演し、オリヴィエが監督した「王子と踊子」(1957)あたりの話なんですかね。
オリヴィエの必見作品:「ヘンリー五世」(1944)、「リチャード三世」(1955)

・メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ: この人は知らない。息子のマリオ・ヴァン・ピーブルズが監督した「バッドアス!」(2003, Baadasssss!)で、その息子が父親を演じているらしい。
メルヴィン・ヴァン・ピーブルズの必見作品: "Watermelon Man" (1970)、" Sweet Sweetback’s Baadasssss Song" (1971)

2013年6月25日

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