Original Album Series : Judy Collins

廉価CD5枚組シリーズからジュディ・コリンズ。1965年の5枚目から1968年の8枚目までと1975年の12枚目。

青い眼に先見の明が宿っているのか、ジョニ・ミッチェル、レナード・コーエン、サンディ・デニーらの曲を取り上げるのが早い。

昔ボロボロの中古LPで聴いていた8枚目「時の流れを誰が知る」がお気に入りで、なかでもイアンとシルビアがオリジナルの「サムデイ・スーン」が大好き。スティーブン・スティルスらのロック編成で、5枚の中では一番フォークロックっぽい。

6枚目「イン・マイ・ライフ」と7枚目「ワイルドフラワー」は、ビートルズの曲や「青春の光と影」から想像すると意外で、控え目なオーケストラをバックに品良く歌うバロック・フォーク。どのような伴奏にせよ、彼女のきれいな声が心地よい。(12枚目でストーンズの「ベガーズ・バンケット」を締めくくる「地の塩」を歌うという御愛嬌もあるけど。)

2015年12月7日

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