見出し画像

【ブライダル】REXIT WEDDING ONLINE LAB シーズン1の感想

◆はじめに

REXIT WEDDING ONLINE LABのシーズン1のファイナルセッション。今日も締めくくりにふさわしい奥深く、味わい深い内容でした。以下、本セミナーで個人的にすごいと思ったことをまとめてみました。


◆すごいと思ったこと

▼1.コロナ禍で、業界的には目新しいウェビナーに恐らく最初に取り組んだこと

後述しますが、先駆者として、その後のブライダル業界のウェビナー系の発信活動を流行らせ、結果として業界の情報発信や、これまで薄かった業界内の横の連携などの新しいムーブメントの引き金になったであろう点において、とても価値の高い取り組みだと思いました。

また、BIAさんや法務、ITシステム系など、とかく現場が重視されるブライダル業界人にとっては目新しい、しかしとってもダイジなトピックスを提供・発信されていた点も素晴らしいなと感じました。


▼2.単発ではなく継続的に、高密度な内容で発信し続けたこと。かつそれを支える、通信系トラブルが一度もなかった安定性と想い、そして拘り

通信系トラブルについて。実は同社は毎回開始直前まで綿密なリハーサルをされていらっしゃったようで、単にITリテラシーがあってもこうした泥臭いところまで、コストと熱意をかけているところはあまり多く無いような気がするので(しかもコロナ禍で!)、その安定性とそれを支える想いに、RE×ITさんの拘りを感じざるをえませんでした。


▼3.素直な高速PDCA

視聴者の生の声を(より確度高く)拾う仕組みと、時には耳が痛くなることがあったかもしれないであろうリアルな声にも真摯に耳を傾け、回を追うごとに企画と内容が高速で改善、進化される状況。私も個人として大いに学びになりましたし、ウェビナーを提供される側の方々も、大いに参考になったのではないかなと感じています。

とりわけ、ウェビナーの成功要因とも言えるファシリテーション力は毎回ブラッシュアップされ、私たち視聴者だけでなくゲストの方々にとっても、満足度の高いウェビナーだったのではないかなと想像しています。


▼4.批判よりも提案、行動を。かつそれが、自社利益を超えた顧客ひいては業界のためのものであったこと。

善し悪しはさておき、単に批判するだけの人はこれまでも少なからずいらっしゃったかもしれません(批判だけでも、何も発信しないよりは価値があると思っています)。

他方、同社は(式場ではないものの)いち事業者としてリスクをとり、新しい提言にとどまらず、自ら率先して取り組まれていました。
ex/ オンラインウェディング

他の誰かがやり、リスクが無いと分かれば(あるいはおいしいと分かれば)あっという間に二番手以降が追随しがちにも見受けられる風潮のブライダル業界において、Tech系のスタートアップを彷彿させる同社の取り組みは、業界をアップデートする観点で非常に価値のあるものだったと思います。

とりわけ、自社の経営状況を赤裸々に開示しながら業界に対して発信する姿勢には、胸を打たれるものがありました。


◆まとめ

今日のセッションの中で、”お客様にちゃんと伝えないと、お客様から「結婚式をやって欲しいからでしょ」と思われてしまう”という話しがありました。

このことは、プレイヤーが増えたウェビナーにも当てはまると感じています。つまりは、
”なぜ、いま、そのウェビナーをやるのか?”をしっかりと視聴者に伝えないと、「単に顧客リストを獲得したいからでしょ/自社PRのためでしょ」等と思われてしまう懸念もありえるかなと。

そうではなく、前述の通り自社利益を超えて、心から顧客や業界のための考え抜かれた発信・行動であることによってはじめて共感され、双方向の一体感をもった場のもと、視聴者に長く支持される企画になるのだなと。

そのような素晴らしいウェビナーを視聴させて頂けたことに対して、関係者の皆様に厚く御礼申し上げるとともに、自分の微力ながら頑張っていこうと思いました。

なお、同ウェビナーは次回からはシーズン2「リクシィラボ」として生まれ変わるようです。その初回は10/8(木)19時から、「今こそ地方式場の好機」というテーマで開催予定とのこと。

運営目線では、今後はより視聴者も増え、より多様なニーズより高い期待値を超えなければならないフェーズとなり、舵取りの難易度の高まりも予想されます。しかし同社であれば必ずや、視聴者の期待を上回る場を提供されるものと思います。

もしまだご覧になっていらっしゃらない方がいれば、ぜひ!強くオススメ致します。


◆追伸:0924メモ

「2020.9.24 THU コロナとは何だったのか?お客様に我々ができること vol.19」

・お客様にちゃんと伝えないと「結婚式をやって欲しいからでしょ」と思われてしまう。

・お客様に「寄り添う」とは、いつまでも延期を認めることや、甘くすることではない。お互いに歩み寄って決めきること。

・親御様の見学が増えている。独自の安全スタンダードを聞き、ご祖母様のいらっしゃる施設から、参加の許可も。(基準そのものではなく、企業の姿勢が見られている)。

・ニューノーマルではなく、ベターノーマル。コロナ禍にかかわらず、純粋により良いことをやっていけば良い。

・もう一度、親御様を巻き込むことによる、結婚式の価値や意義を考える。

・業界が変わるのは会社が変わるとき。会社が変わるのは、社員一人ひとりが変わったとき。

以上