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ゴミ拾いしながら歩いて淡路島一周【1日目】

まず始めに簡潔に言いたい。
私は、ゴミ拾いということを侮っていたと。

家の帰り道にタバコの吸い殻つを拾って帰ったりと、日々の日常で多少はやってきたのでこんなものかと思っていた。そう簡単に考えた私は、淡路島一周を歩いてすることにあたり、最初の目標に、
『タバコの吸殻+ペットボトルを拾って淡路島を一周する』という目標を立てていた。

スタートから最初の一歩を踏み出した時に、まさかの現実を突きつけられるとは知らずに。。。

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初日で拾った吸殻は400-500本程

■歩いてみてわかったこと

空港から道の駅うずしおまでに、友人に車で送ってもらった時は、あまりゴミは落ちていなさそうだなと思っていた。しかし、これが大きな間違いだった。

落ちてなさそう、ではなく、たくさん落ちているのが現実。その時は、無理矢理にでもそう思いたかったのかもしれない。

スタートしてゴミを拾いながら、歩き出す。
1日目の目的地は、道の駅うずしお→慶野松原荘まで20km。

いくつか気づいたことがある。

それは、人はゴミを捨てる時に隠そうという心理が働くのでは?と思ったのだ。多分、この仮説は当たっている。

淡路島の道は綺麗に舗装もされ、綺麗だ。そして淡路島は景色が本当にいいが故に、誰も下を向き、ゴミを探そうなんて思わない。

ゴミ拾いをしよう!!って思って歩いてみると、道路の側溝にはたくさんのゴミが捨てられていたり、ガードレール下を覗いてみたり、草陰をよく見てみると、車に乗っていた時にはわからないほどのゴミがたくさん捨てられていた。

人目につかないところにゴミがたくさん隠れ、溢れていたのだ。

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車では気づかない路肩はゴミだらけ

タバコの吸殻なんて特に小さいからこそ全く目に入っていないだけだし、車に乗っていて吸殻が落ちているかどうかなんて探そうとしている人なんているはずもない。

■ペットボトル回収をなぜ断念したのか、、、

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30分位でめげそうになる程ペットボトル

1日目の2時間も経たないうちに、ペットボトルのゴミ拾いを断念した。道の駅うずしおを出発してまだ8km程しか歩けていないところで。

理由は3つある

①めっちゃかさばる
1つは本当に単純な理由。安易に考えていた私は、ペットボトルを3つ、4つと回収していくうちに当たり前のことに気づいてしまった。
『ペットボトルめっちゃかさばるやんか!!』って。わかってたよね、とワクワクに駆られて何も考えてなかった過去の自分に言ってあげたい。。。

②捨てるゴミ箱がない
2つめは、山道で回収しても、それを捨てるゴミ箱がないこと。自販機も都心みたく色々な場所にあるはずもなく、そうなるとゴミ箱などある訳がない。
そうなると大量のペットボトルを持って初日の20kmを進まないといけない。
めっちゃかさばるし、意外とビニール袋パンパンになってくると歩きづらいし、タバコの吸い殻を拾うことにも苦労するようになるのだ。

③中身の入ったペットボトルが多い
空のペットボトルより、中身が入っているペットボトルの方が多いのではないか?という位に謎液体が詰められていたりするので、そこは申し訳ないがスルーさせて頂いた。
中身を出して、持っていくという考えもなかったわけではないが、そうなると時間のロスが大きすぎる。それにすぐに手を洗える場所もあるわけではないので断念せざるを得なかった。

結論、思った以上にペットボトルの数がありすぎた。
と言うのがシンプルな答えだ。
途中途中で一緒に回収してくれる仲間や車があれば可能かなと考えたが、かなり現実的に考えても難しいもので、今後の課題となった。

気軽に買えて、気軽に携帯し保管できる大変便利なペットボトル。
ペットボトルに限らず、物を買った人の責任、まずはどこでもポイポイ捨てないで欲しい。
海が綺麗な土地でも都内でもどこでも同じ。捨てられているペットボトルが何十年も経ってしまい、マイクロプラスチックとなり、美味しい魚が食べれなくなったり、人間やその他の生物に多大なる影響を与えて行かないようにほんのわずかな抵抗かもしれないが、なんとか食い止めていきたいものだ。

■1日目から贅沢しましたw

人は誰でもお腹が空くものだ。
この旅で初日からこんな贅沢ができるだなんて思いもしなかった。
夕食はホテル到着が遅くなるために、コンビニもしくはどこかで済まそうと考えていた。

宿泊先まで後3km程の地点で、幸せな看板を発見した。

そう、みんな大好き焼肉屋さん!!

白頭山というお店で、淡路牛を扱っているお店らしい。

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淡路牛が食べれるお店

私が注文したのは、ライス中、ロースとハラミ二人前ずつ、もやしナムル、烏龍茶。

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ハラミとロース混ぜ混ぜw

ガッツリと食べれて大満足!!
お会計時、大きな荷物を背負い、普通ではない格好をしていた為か
『自転車でアワイチしてるの?』と聞かれた。
私は、ゴミ拾いしながら歩いて一周すると伝えると、
『5年か10年に一度は淡路島歩いて一周する方いてるよー、そういう方がたまに来る』って。えっ?アワイチ歩く人はここによりがちなんだwって思い、その出没率がアメリカかどっかの蝉みたいだなーと思ってお会計をすると¥4100だった。

小銭を出そうとすると、おばちゃんが、ゴミ拾い頑張ってるから100円サービスしとくわ〜!となりジャスト¥4000となったw
おばちゃん、ありがとう!!
心もお腹も満たされ、ホテルに到着し、1日目が無事終了した。

■1日目のスペシャルさんくす

今回の淡路島一周にはたくさんの方々がご協力してくださいました。

徳島阿波踊り空港から淡路島の鳴門海峡大橋は徒歩では渡れないので、車での手段しかありませんでした。タクシーかバスで行くしかない、と思っていた私に優しい手を差し伸べてくださり、お出迎えをしてくれ現地まで送ってくれた、ささちん・えみこ・けーちゃん、本当にありがとうございました!!
三人共に着いてそっこー淡路島バーガー食べてたのは羨ましくてたまらんかったw(私はお腹いっぱいになると歩けなくなるので我慢しましたw)

そして、1泊目に宿泊した、慶野松原荘の皆様。
ゴミの回収も快く了承してくださり、感謝です。
とても素敵なお宿でございました!!
白頭山のおばちゃん!サービスしてくれてありがとう!
一緒に写真撮ればよかったーって後悔してるよーw

ー2日目に続くー

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