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なぜ子の連れ去りはいけないのか?三つの弊害

今日の朝活。以下のYoutube動画を文字起こし。

4月19日衆議院法務委員会 ハーグ条約国内法の審議 

参考人意見陳述 参考人:棚瀬孝雄弁護士

棚瀬孝雄参考人

何故連れ去りがいけないのかと言う事を改めて確認したいんですが、三つの弊害を端的にまとめました。

先ず第一にトラウマであります。これは子にも親にとっても両方です。これは心理学ではボウルビィ(Bowlby,Jhon)と言う有名な学者が言いましたが、愛着対象の剥奪と言います。そしてまた親にも大きなトラウマにもなります。親で子どもが死んで悲しまない親はいない訳です。しかし先ほどの話もありましたように、離婚で子どもを失ってしまう親、3年或いは永遠に失ってしまう親、その悲しみと言うのは非常に深いものがあると言うふうに私は思います。

そして昨日まで当たり前のように可愛がっていた子どもを突然奪われてしまえば当然怒りが出てきます。そして子どもを取り戻そうと必死になります。そうしますと対立が激化して奪い合いの様子をしめしていきます。一層紛争が拗れていきます。子どもの手を引っ張り合う事になります。

そして三番目、これは先ほども言いましたけども正に子どもの監護にとっては時間が勝負です。連れ去り勝ちは必ず起きてきます。最初はいくらパパっ子だった子どもでもですね、最初は「会わなくてもいい」とか俯いているんですが、やがて「会いたくない」とハッキリ言います。それは監護親が会ってほしくないと言うメッセージを伝えればですね、弱い子どもは、まして既に父親を失った子どもは、その母親だけに頼らざるを得ませんので、結局は母親の意図と同じような形で父親に会う事を拒否します。

サポートは別居や離婚を経験した子どもの支援に活用させていただきます。宜しくお願い致します。