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「死にたい」と向き合う⑤~自殺未遂者のレッテル~

5日目。今日はあまり、希死念慮はない。
学校無いし、8時間は寝たし。
やっぱり、睡眠時間が短いと精神的にも悪いんだろうなぁ、
だけど早寝はしたくない。

昨日は結局、勉強が全然できなかったからその分今日は頑張らないと。
そう思っていたのに、やっぱりできない。

あの日から1ヶ月以上経って。周りからは、もう忘れられてきていると思う。周りといっても、知っているのは家族と先生たちくらい。
「いやこれはお情けだろ」っていう成績も、地味に点数が高く付いているテストも、課題を出しただけで大袈裟に褒められることも、すれ違っただけで明らかにこちらを気にしている先生の視線も、もうなくなった。

学校では真面目ないい子を演じてきた私が、あんなことをしたのは、割と衝撃だったみたいで。普段より優しくされたり、視線を感じたりした事が多かったけれど。
何事も無かったかのように、元通りになっていくのだ。
泣いてくれたあの人でさえも。

悲しむべきことではないのに、なんだか悲しい。
当たり前のことだ。世界は私中心にまわっている訳では無いのだから。

"自殺未遂者"というレッテルを私に貼っているのは、きっともう私だけ。
もう、これを理由に怠けていい訳じゃない。
いつまでも、引きずるわけにはいかないんだ。

変わらなきゃ、いけない。
頑張らなくては。

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