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貯金か投資か散財か

投資を始めて数年が経った。

株は買ったり負けたりする。素人には精神的につらいものがあるので、長期保有株に絞る事にした。更に1年前に投資信託を始めた。ここでは、投資のきっかけと学んだ内容を残そうと思う。

数年前に知人に怪しげな投資のセミナーに誘われた。どこかの新興国への投資のお誘いだった。素人ながらに大丈夫かと思う内容だったが、そこで自分の知識欲に火がついた。丁度その頃、ある銀行が投資イベントへの参加者を募集していた。すぐに参加を申し込んだ。確かこんな内容だった。

・目的は、投資に興味を持ってもらうため。

・参加者は、リアルではなく仮想のお金を運用する。

・参加者は、仮想会社から年間100万円を貰って運用する。

・参加者は、100万円で好きな銘柄を必ず1つは購入する。

・参加者は、購入した銘柄について理由をレポートにして提出する。

・参加者は、最初に年末の日経平均を予想する。

・上位入賞者には金一封。

参加者のニックネームが、金額順に毎日アップされた。新聞の経済欄をチェックしたり、購入した銘柄の株価をチェックするのが日課になった。最終的にプラス20-30万くらいでぎりぎり100位以内だったと思う。良くも悪くもない順位だったが1万円を頂けた! その後、調子に乗ってリアルで証券口座を開設した。→銀行の思うツボ。

だが、【株=日本企業の銘柄】という初心者にありがちな株の買い方しか知らなかった。当時は、どの銘柄も順調だった。オリンピックが東京に決まった頃である。そこからコロナだ。あっという間に80万くらい負債を出した。すごく悔しくて、毎日株価をチェックして売買を繰り返した。翌年に全額を取り戻した。良い勉強になった。

株は難しいと感じていた時に【Fire 】を知った。Fire とは、「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)」の頭文字だ。経済的自立とは、資産運用による経済的自立を指す。若いうちに働いて投資元本を蓄財し、運用益で生活できる目途が立った段階でリタイアする。少しだけ仕事をするセミリタイアというのもあるそうだ。この仕組みを勉強するためにいくつか書籍を読んだ。

・バビロンの大富豪の教え 


・難しいことは分かりませんが、お金の増やし方を教えてください! 



・人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点 



・父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え 



・経済的自由をこの手に!米国株で始める100万円からのセミリタイア投資術 


Fire 関連の本でよく書いてある事が、「まずは経済的自由を勝ち取るために5000万貯めろ」だ。・・・、いや、どんな仕事をしていたら30代でそんなに貯められるんですか?ってなる。

そんなに貯めれなくてもFireを参考に資産形成を考え始めた。Fireは、最初に最低限の生活ができる金額を決める必要がある。我が家は、家族4人(夫婦二人と子10才、6才)構成。家族が暮らしていける最低限の金額は300万/年ほどだろうか。

Fireでは、この300万が運用益になればよい。計算は簡単で、最低限の生活費を目標とする利回り率で割ればよい。

生活費300万で利回り5%なら300÷0.05=6000万 で6000万貯める必要がある。生活費200万であれば、4000万。利回り10%なら半分の2000万となる。いずれも早期リタイアは無理そうな金額だ。

早期リタイアは諦めたが、老後の暮らしを豊かにするために投資信託を始めた。投資信託とは、簡単にいうと自分の資産をプロに運用してもらう事だ。何事にもプロフェッショナルがいるのだ。但し、どの銘柄にするか、どこで購入するかは、ある程度調べて納得してから購入する事をお薦めする。


投資を始めてもうすぐ1年。幸いにも利回り5%/年ほど出ている。早期リタイアは無理そうだが、定年後も働くのが主流になりつつある今、とりあえず定年まで働けば暮らしていける計算だ。これも【逃げきり計算機】というのがあるので、検索してみてほしい。

現在は、推し活(オタク活動ともいう)真っ只中なので、とりあえずボーナスで5500円の写真集を購入した。今年に入って写真集やらCD やらコラボグッズの購入やらでかれこれ25万は使っている。これは、日頃頑張っている自分への投資だ。自分への投資と言っておきながら、結局はただの散財である。しかし我が家の最低限の生活費に堂々と組み込まれている。

残念ながらこの投資術は、投資関連の本に載っていない。あしからず。


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