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生きる#29 わたしの行き詰まりの原因

実は、ここ最近うまくモチベーションが上がらない。

やるべきことは分かってる。
やらねばならないことはたくさんある。
noteに記録しておきたい出来事は毎日のように起こる。

でも、どうも気分が乗らない。
食べることは好きなのに、料理をする気力すらない。
このnoteだって、ずっとあたためているネタでなく、何となく思いのまま書き殴ってる。

もともと、先を見越して戦略的に考えることは苦手で、目の前のことを一つ一つこなしてきた。
それが自分の良さだと思ってきたし、
その一つ一つが後に繋がる喜びは、わたしに更なる使命感を与えてくれた。

連絡をもらってイノシシを引き取り、猪肉に変えていく。
イノシシの背景を理解したうえで、猪肉を喜んでくれる人に繋ぐ。

加工場全体の処理頭数は倍増し、
猪肉を喜んでくださる人も格段に増えた。

一方で、わたしたちの手が足りず、受け入れを断るイノシシも増えている。

受け入れることができた目の前のイノシシの内臓を出し、皮を剥ぎ、骨を抜きながら、
「これでいいんだっけ?」
「肉にして売るだけで本当にイノシシのためになってる?」
と自分に問いかける。


そうか、、わたしが心を痛めている原因はここか。
どんなに全体の数字が増えても、目の前の一つのマイナスがとても堪える。
一頭を断る=処分される
これを自分の判断で決めることが辛いのだ。
(そもそも肉にされることがイノシシにとっての幸せだとは限らないし)

お客様に対してもそう。
どんなに顧客数が増え、売上が伸びたとしても、たった一人のガッカリする顔はわたしに大きなダメージを与える。

「割り切りは必要」
分かってる。分かってるんだけど。
全体の数字より、目の前の一つが見過ごせない。
つくづく、、経営者(ましてやスタートアップ)向いてないなーと思う。

今、わたしの中に蔓延る行き詰まりや頭打ち感は、
わたしの『もの差し』の長さを伸ばしたり、幅を広げたり、ぐにゃぐにゃに変化させる段階に来ているからなのかもしれない。

そんなときでも、譲れない部分は何か。
大事にしたい『核』は何なのか。

このnoteを書きながら少し見えてきたかもしれない。

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