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食欲が落ちたら? 夏バテをやわらげる「お味噌汁」

夏の猛暑を経て、そろそろ疲れや不調が身体に出てくる頃ではないでしょうか?私は9月に入っても、朝がなんとなくだるく起きづらい、体調がすぐれない、いつもより食欲がでない、、といった夏バテのようなものを感じています。

気温が高いとどうしても冷たいものを摂りすぎて、胃腸も弱く消化・吸収力が衰えがちに。せっかく身体にいい素材の食事を食べても消化・吸収されなければ、その効果を感じることができませんよね。

だからこそ、消化力がイマイチだなという胃腸のためには美味しくて身体を整え、元気を取り戻す食材が重要となります。そこでオススメするのは、「お味噌汁」です。

「お味噌」は、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整え、免疫力をアップさせる作用があることで知られますが、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を含み、お味噌に含まれるたんぱく質は、発酵する過程でアミノ酸に分解され栄養吸収されやすくなります。この吸収力こそ消化力が落ちやすい今の時期にぴったりなのです。

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5年以上発酵させた味噌

お味噌の選び方も慎重に。農薬や化学肥料を使わず育てられ、米味噌は「米」、麦味噌は「麦」と「塩」、さらに非加熱(加熱処理すると菌が死滅)を選んでくださいね。もともとお味噌は微生物が繁殖しやすい日本の気候条件を活かした生きている発酵食品ですから、1〜2年以上寝かせて発酵を続ける丁寧に作られた生味噌を選びましょう。できれば、酒精(発酵アルコール=殺菌作用により過発酵を防ぐ)やビタミンB2(発色を良くする) が添加されたもの、だし入り(味噌本来の味が損なわれる)は避けます。

食欲が落ちているときは、お味噌汁なら食がすすむという方も多いはず。旬の野菜や海藻からたっぷりの栄養と食物繊維を摂取できますし、私は、野菜不足を補うためにも根菜の葉の部分やダシを取った後の昆布や煮干しを使い、鉄分やミネラルを補えるのでそのまま具材にすることも。

みなさまも夏の疲れに負けない身体づくりを意識して、できる範囲で取り入れてみてくださいね。

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