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言いたいことが伝わらない辛さ.🇩🇪旅行で感じた言語の壁𓂃

前回まとめた「18歳の冬.はじめてヨーロッパの地へ𓂃」の続きを書き留めたいと思います

𓍲
ケルン大聖堂へと向かい感動で言葉も出なかったことを過ぎ私達は自分たちのお土産を見に
大聖堂近くのショップへとよった
ごくごく普通のお土産さんで、可愛いポストカードや世界遺産のマグネットなど種類は少なかったもののとても可愛らしかった

そこで私は人気なショップにも関わらず誰もいないポストカードのケースに目が止まった

そこには1945年Kölnと書かれ破壊された
ホーエンツォレルン橋が描かれていた
旅行中あまり戦争に関した出会いはなくこの機会だけだった
2種類のポストカードを手に取りレジへと並んだ

これほど英語を話せたらよかったのに
ドイツ語を話せたらよかったのにと悔やむ事は
そう無いと思う

レジのおじいちゃんはポストカードを見るなり
ドイツ語で私に何かを話した
私は「i don't speak Germany...」
「are you speaking English?」
「a little」
「why.....your....??....~.」
なんとなく聞きとれた部分を訳して

「これを買うのはめずらしいお嬢さんだねどうしてこれを選んだの?」的な感じだったと思う.

この時私はなんて答えたらいいか分からなかった。
だって、「I'm interested in Hitler」なんて
言えるわけがない何歳か分からないおじいちゃんは戦争体験した人かもしれない、どんな言葉が正解かそれをちゃんと意味を持って伝えられるか。当時の私にそんな言語の能力はなかった

私は「I'm studying war」としか言えず
お会計をしてもらって「Danke」と言いお店を出た。
フランクフルトに帰るため列車のチケットを
買い今度は新幹線ではなく準急列車のようで
料金は安かったものの4時間以上ゆられ
その中で私はずっとお土産屋さんの事が頭から離れなかった

本当は「私は戦争を体験していない、中2の時勉強した第二次世界大戦は私にとって衝撃と恐ろしさを感じさせヒトラーについて興味をもち、なぜああなったのかああするしか方法はなかったのかと色んな感情が生まれた。このポストカードを手にとったのはそんな色んな感情がずっと心にあったからなんだ、」と言えてたら
おじいちゃんは何て答えたんだろう
もしかしたら、とても貴重な体験になっていたんじゃないのかと。
そんな風に考えていたら4時間はすぐだった

フランクフルトについた時には日付は変わっていた。ジョーカーの地下鉄を思わせるような静けさと、ドイツの寒さは私をさらに虚しくさせた。
この時、私は外国語を話せるようになりたいと強く思いまた必ずこの地を訪れることを決めた。
𓍲
私のドイツ旅の思い出はこの記事で最後に
なります!
長々とした文章なんですけど読んでくださった方ありがとうございました🇩🇪

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