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映画音楽の大帝、アジアの小学生に

小4の夏、サルのように毎日聴き込んだ曲をご紹介します。


「ベートーヴェンの『運命』第一楽章と同じ風に作ってある!」と当時気づいた話はしたかな。主題が曲後半で再登場して、フィナーレに向かって突進していく構造に、小4の私はしびれたのです。

「運命」は小2のとき父に買ってもらって、これもまたサルのように繰り返し繰り返し聴き込んだ、思い出の曲です。ヘルベルト・フォン・カロヤン指揮、ベルリン交響楽団の演奏。カロヤンという帝王さまがいることを教わったのも父からでした。カロヤン。

主題 ♪じゃじゃじゃじゃーん♪ が第一楽章のクライマックスで悲壮感とともに繰り返されるところがとてもいいと、教師提出用のにっきちょうに綴ったのが今も残されています。(ナレーション風に)


スッパマンのマーチの楽譜が拝めます。


中盤の Love Theme の調性表記が C のままになっていますが F ですね。主題 ♪ちゃんちゃちゃーん、ちゃ、ちゃっちゃちゃっちゃーん♪ がその後戻ってくるとき、C長調ではなくB♭長調。その後F長調になって、長二度上りで「いくぜっ」って感じに。このときG長調。

運命と英雄…それぞれ小2と小4のときの私の濃厚なロマン主義に火をつけてくださった音楽です。


いずれ両方、作曲技法を抽出分析したいな。

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