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【20歳の挑戦】株式会社LacuSを設立しました。

開志専門職大学2年の古津 瑛陸(ふるつ えりく)です。
本日、3月11日に株式会社LacuS(ラコス)を立ち上げ、起業家としてのスタートラインに立ちました。

自己紹介、起業家を目指した理由、実現したい世界などを自分自身の整理のためにまとめたnoteになっていますが是非、お付き合いください!

通りすがりの方に撮ってもらった貴重なショット

自己紹介

僕は、2001年5月11日に長野県上田市(サマーウォーズの地でピンとくるかも知れません。)で生まれ育ちました。小さい頃から父の影響で野球を始めており、高校3年生まで野球三昧の生活でした。昔から人と違うこと、新しいモノやコトが好きだったこともあり、積極的に生徒会や野球部の役職を努めていました。

この要因は、幼少期の頃にハマっていたワクワクさんを真似て工作をすると周りが凄いと褒めてくれたからなのかなと勝手に思っています・・・(笑) 

左が僕で、右は保育園から高校まで同じだったあっちゃん。かわいい笑

次のセッションで詳しく記しますが、起業家を目指すに至ったのは人生最大の挫折経験からです。それを経て高校3年生の秋、周りが受験勉強に追われている中で『起業家になる』と決意し、起業家育成に特化している新設大学に飛び込みました。(ツッコミどころ満載なので、後でもう一度触れます笑)

大学入学後は、1年次に学生自治体を立ち上げ初代会長を担ったり、起業サークルを立ち上げて企画・運営を行いました。並行してベンチャー企業、行政を含むインターンを4社ほど経験し、ここで実務的な学びや繋がりを得ることが出来ました。

2年次には、アウトプットのためにビジコンに参加する様になり、IBM主催の世界大会予選に参加したり、本学ビジコンでグランプリを獲得したり、日本公式ビジコンであるJBMCで全国大会に出させて頂く機会がありましたら。

とにかくフィードバックをもらうためにアウトプットを続けました。そして、2年間の集大成として本日法人登記を完了に至ったというわけです。

何故、起業家を目指すのか

起業家を目指し始めたきっかけは、自身の挫折経験だ、ということを前のセッションで伝えました。詳しく説明すると、中学時代と高校時代の二度に渡り肘を故障し、手術を受け医者からドクターストップが掛かった経験があります。

ピッチャーとして本気で野球に取り組んでいた当時の自分には、野球を続けることすら難しい現状を受け入れられず絶望していました。(親の悲しい顔と病院の哀愁さが入り混じったあの瞬間は忘れもしません。)

高校生の頃、野球肘の治療で東京に行き2階目の手術を受けた際の写真

ここで、野球という選択肢が消え自分に残されたものが何もないことに気づきました。そこで僕が考えたことは『弱みを強みにする』ということでした。

高校野球が終わった後からはスポーツで絶望を味わった人間でしかできないことは何かを考え続け、ある結論に辿り着いたんです。『よし、起業家になろう』と。

周囲の友人や両親、今でもこのロジックは意味が分からないと言われます。当時、僕は首都圏の病院で診療したり、様々な医者に会いに行ったり、リハビリを受けていた経験から自分のバックグラウンドを活かした医療専門職(医者、トレーナー、理学療法士)になろうと考えていました。

しかし、反対にどんなに優秀な医療専門職の方も自分の勤務地に来院する患者と向き合うことは出来ても全国の患者や自分を本当に必要にしている患者と巡り合うことは難しく、医療専門職の限界を感じました。(これは極論で、僕の想いとして必要であれば全国の困っている人を助けたいという想いがありました。)

そこからiPhoneのような継続的に使われるサービスであれば、自分が人生を全うした後でも、全国の人を助けられる!という考えから、サービス(価値)を創る=孫正義=起業家くらいの考え方で起業家になることを決意しました。

(孫正義の伝記である『志高く』は昔から色褪せるまで読み込んでいたので起業家といえば孫正義でした。)これが起業家を目指し始めた動機です。

何十回と読み返した『志高く』。最高に面白い。

そこから起業家になる方法を模索し、見つけたのが2020年開学の開志専門職大学でした。起業家育成に特化した専門職大学で、産官学連携かつ起業家の教授がいることや、元大手企業勤務や官僚経験のある実務家教員のいる環境に魅力を感じました。

決意を固めてからは担任の先生や塾の先生を始めとする全ての人の反対意見を跳ね返し、実績のない親切大学の1期生として入学をしました。今、振り返ってもこの決断はこれ以上ないほどの正しい決断だったと思います。

創りたい世界とは何か

自分の実体験を基にスポーツ障害に苦しむ人々を無くしたいという思いから始まった起業家への挑戦。ただ、大学生になり視野を広く持つと様々な社会の矛盾や課題が生じていることに気づきました。

スポーツ障害に限らず、このような社会課題(スポーツ障害も怪我率は誰しも変わらないのに強豪校だけ予防が浸透しているという小さな不合理だと考えています。)を解決するソーシャルビジネスに魅力を感じました。

ソーシャルビジネスとは、『社会性、事業性、革新性のある持続可能性のある事業を指す。』

そこから、SDGsを筆頭とした環境問題に限らずに今は食品ロス削減への取り組みをビジネス視点で取り組んでいます。次のセッションで触れるのでここは省略します。結論、僕が創りたい世界は、『エコな行動をエコだと思わずに達成する世界』になります。これをSocial goodな取り組みで実現していきます。

Social goodとは、『地球環境や地域コミュニティなどの「社会」に対して良いインパクトを与える活動や製品、サービスの総称を指す。』
地域の規格外野菜の現状をメンバーでヒアリングした際の写真。

近年、『環境に配慮した行動をするべき!』や『SDGsに取り組むべき!』などの風潮がビニール袋の有料化くらいから加速し始めたと思います。ここで一度考えて頂きたいです。環境のためのひと苦労を惜しみなくできますか?自分が死んだ後の世界で起こる問題に今、本気で取り組もうと思いますか?ほとんど方がNOと答えるのではないでしょうか。(勿論、環境意識を持ち行動している方々も大勢います。)

社会的に良いもの、その中でも環境面で良いものは特に人々のモチベーション、そしてインセンティブに繋がりにくいと考えます。個人的な考えですが多くの人々に社会問題に取り組んでもらうためには、目的を社会貢献などの良心に訴えるのでは難しいと考えいます。

その他の部分(承認欲求、金銭的欲求など)が必要で、気づいたら環境良くなってたよねの形を創ることだと思います。この領域は簡単ではないし、まだまだ受け入れられるものではないかも知れません。だからこそ、実現する価値があると思うんです。

LacuS(ラコス)が創る事業とは

僕たちが現在、取り組んでいる領域は食品ロス削減です。特に販売から発生する食品ロスを削減するためのサービス企画を行なっており、実際にアプリ開発や実証実験の準備、市場調査を継続的に行なっています。

以下に最近始めたSNSのURLを添付していますので、是非チェックしてみて下さい。また継続的に、先輩起業家や経営者の方々、VCや投資家の方々、市場との対話を経てモデルを見直していく予定です。是非食品ロスに興味がある方や、取り組んでいきたい事業者様がいらっしゃいましたらご連絡頂けますと励みになります。

長期的には、販売から発生する食品ロスだけではなくサプライチェーン上で発生する食品ロスを各フェーズごとで総合的に減らしていくようなサービスも考えています。また、視野を広く持ちながら食品ロスだけに止まらずに社会に対するZ世代ならではの気づきや感覚を大切にし、新しい価値の創出を目指していきます。

最後に

1000字程度にまとめようと書き始めたnoteが気づけば3000字を超えていました・・・最後に伝えたいことは、誰よりも温かく見守ってくれている家族、いつも応援して頂いている先輩起業家や経営者、社会人の方々、そして支え合い、切磋琢磨をしてくれている同期や仲間への感謝です。

ここまで2年間粘り強く活動できたのは、自分の強さよりも温かい人とその繋がりから創られる挑戦できる環境にあります。まだまだスタートラインに立てたばかりなので、何も成し遂げていませんし、これからが困難な道のりだと考えています。

これからも謙虚に根拠の無い自信を持ってそれを裏付ける努力をして参りますので、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

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