[三体/劉慈欣を読んで] 宇宙より広い生命、愛そして縁起について
三体を読んだ。久しぶりに深い思考のきっかけになる物語に触れた気がする。
三体は世界で2900万部の発行部数を誇る人気爆発中の中国SF小説である。尊敬する知人が勧めていたので手に取った。
文化大革命によって科学者が殺されるシーンから始まり、なんと数千年のスパンで物語は展開していく。
その中で宗教の対立、政治、人間愛、尊厳や物理学など様々なテーマを軸に物語は進む。
よって全体も長く、三体I, II, IIIとそれぞれII と IIIは上下巻で構成されているため計5巻の超大作と