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明日の5分前、今日の残り5分

いつ死ぬのか分からないはずなのに、どうせ明日も生きているだろうと思えてしまう世界で生きている。
そりゃあ人が死んだら大事になる。

目、耳、腕、足、肺は2つずつあるのに1番大切な心臓は1つしかないのが当たり前の生き物。
そりゃあ誰かと一緒に居ないと不安になる。

本能に植え付けられた競争心。それを理由にすれば人殺しさえも仕方ないで済むだろうにそうはさせない世界。人間。

人間以外には見向きもしない。牛、豚、鶏、何故か人間が生きるために育てられている。独善的が当たり前で通っている世界。

誰もが「あいつらとは違う、少しだけ優れている」と思っている生き物。弱さを理解して進化してきた花たちの方がよっぽど優れている。

普通でないと生きづらい?
でも顔や体格が備わっていれば「独創的」と評価される。
問:「世の中を6文字で表せ」解:「外見至上主義」

何も見ない方が、何も聞かない方が絶対に平和に生きていけるのにそれは嫌だという生き物。
それでいて何か嫌なモノを見たり聞いたりすると自分の価値観(正義)でぐちゃぐちゃに踏み潰す生き物。
かつ、望まずにその機能を失ってしまった人を障害と括る生き物。

かわいいかわいい自分自身。
1番は自分。基準は自分。選択者は自分。時計の針は自分自身。自分こそが正義。
「そんな風に思う訳ない」既にもう自分が基準。
この世の中でこれらを気に留めない者は強い。
但し、独走になる。

夜深く、布団に潜り、体を縮めて、眠る前の5分前。意味不明で奇々怪怪な事を何故だか深く考え過ぎる時。
ふと、世界の枠の外側からこちらを眺めている気になれるあの感覚。気持ち悪くて好きだ。

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