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みんなでつくった、入学式2023。

2023年5月9日。

雲ひとつない晴天の吉日に、無花果高等学園 2023年度入学式が開催されました。

無花果には現在2つの拠点があり、岡山キャンパス・津山キャンパスの生徒さんが集まり、開催をした入学式です。

…とっても心温まる、無花果らしさ満載の、素敵な式になったなと僕自身感じています。

その一部始終をまとめました。
ぜひこちらのnoteを読んでいただき、一緒に少しほっこりした気持ちになれますと嬉しいです😌(5分ほどですべてに目を通せる内容になっています。)

無花果の魅力を知っていただける、そんなnoteになっています!
まずは、厳選した写真たちをどうぞ!


みなさんからいただいた祝電を掲載する生徒さん。
準備中に満面の笑顔になる、生徒さんとスタッフ。
壇上で話をする時のマイクの持ち方について議論する、新入生代表・学園長・在校生代表
たくさんの祝電の前で写真を撮る生徒さん。
式の前に身だしなみを生徒さん同士で整えたりして…。
入学式前の会式30分前に最後のリハーサル。緊張感漂う…。
とうとう入学式が始まる!入場前の待機時間の写真。
司会を務めるため、みんなが整列する中原稿の最終チェックを行う、
フリースクールの中学生の生徒さん。
(この写真だけ、フォーマットが縦!笑)
そしてはじまった入学式。まずはスタッフ「ありす」より、入学許可宣言。
次に、学園長として式辞を述べさせていただきました。
(次の章に、僕の式辞を全文載せております。)
ここからは生徒さんの出番!在校生代表挨拶が行われました。
去年は「緊張するし苦手だから…」と新入生代表挨拶をやらない選択をした生徒さんが、
今年度は代表として、みんなの前で言葉を紡ぎました。
新入生代表挨拶も、とっても温かくて。
ウケを狙ったり、でも狙いが外れたり…。
とってもこの生徒さんらしい、素敵な挨拶でした。
式の最後に、みんなでつくった「普段の無花果」の動画を流して…。
(写真だと固く見えますが、ギリギリに完成をしたこともあり、
完成verをこの時に初めて見た生徒さんも多く、見入っていました!笑)


ここからは記念撮影!!
温かな雰囲気で、入学式が終わった後の余韻を、
生徒さん・保護者さん・スタッフとで過ごしました。
看板と一緒に写真撮影!
みんなでもパシャリ!
家族で写真を撮ったり…。
生徒とスタッフで2ショットを撮ったり…。
…撮影も終わって、ひと段落!…って雰囲気だね!笑


…今見返しても、笑顔が溢れちゃいます😌



1人1人の関わりたい関わり方で、つくった入学式


入学式会場から帰ろうーー!という時間で撮影した写真。

無花果では、無花果高等学園と併設をして、無花果もえぎフリースクールを運営しています。

小学生から高校生までが、一緒の空間で学び合っている時間が無花果では広がっていて、今回の入学式でも、フリースクールの生徒さんも一緒になって企画・運営をしました。

当日の司会を担当したのも、前章の写真の通り、フリースクールの中学生でした。



「自身が関わりたいカタチで、関わる。」

無花果が大切にしていることの1つです。

今回の入学式も、「必ずみんなで〇〇をしよう」といったことは設定していませんでした。


無理に、みんなに合わせて行動をする必要はなくて。

1人1人の関わりたいカタチを一緒に見つけながら、時に1人で、時にみんなで、4月から1ヶ月間準備を進めていきました。

「入学式で流す動画を決めたい!」

「入学式に飾る、紙のお花を折りたい!」

「今回はみんなにお任せするけど、様子は知っておきたい!」

「無花果の普段の雰囲気を伝えるための動画を、つくりたい!」

「電車の写真を撮るのが好きだから、当日に掲示をしたい!」

…1人1人の気持ちを大切にしながら、役割を一緒に決めていけたこと。

そして何より、

「1人1人の欲求を大切にして、企画をしていきたいな。」


そんな想いをスタッフとして、1人の人間として、大事に生徒さん1人1人に伝えながら、入学式を企画していくことができたことに、とても喜びを感じています。

入学式当日お休みをした生徒さんが展示をする予定だった写真を、
代わりに展示する生徒さんの様子。



…きっと、「本当はもっとこうしたかった…!」との感想もみんなの中であると感じていて。

これから高校生活を一緒に過ごしていく中で、より1人1人にとっての「送りたい高校生活」を送っていけることを、僕自身とっても楽しみにしています。


学園長 式辞 〜生徒へのメッセージ〜

式の前に、在校生代表と学園長とでマイクチェックをする様子です。

無花果高等学園の学園長として、新入生のみんなにお伝えをしたメッセージについて、こちらでも共有をさせていただきます。

無花果として大切にしたい想いを込めたメッセージになっていますので、よろしければ読んでいただけますと幸いです。

【学園長 式辞】

新緑が目にしみて、若葉のさわやかな風薫る五月となりました。
無花果高等学園第2期入学生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
2023年度が始まり1ヶ月が経ち、今日この日を迎えられたことを非常に嬉しく思っています。

新入生のみんなに向けて、お祝いの言葉を贈りたいと思います。
とは言っても、固い言葉でもなく、長い言葉でもなく、自分の言葉でお伝えできればと思います。

僕からお伝えしたいことは
「プラスの感情はもちろん、マイナスの感情を大切にしていきたい。」ということです。

「ワクワクする!」「楽しい!」
そうしたプラスだと感じる感情はもちろん大事にしたいと思っていて、それと同じくらい、
「しんどいな」「辛いな」
といったマイナスだと感じる感情も一緒に大事にしていきたいです。

マイナスの感情を心で感じている瞬間、時に自分を責めたくなったり、時に他者を傷つけたくなったり…。それはとても苦しい瞬間かもしれません。
でも、もしそのマイナスの感情を、大切に大切に、感じ切ることができたなら、きっとその裏にある温かな気持ちや欲求に気がつける瞬間があると感じています。

例えば、
「頑張れなくてつらい…」と感じている裏には、
「本当は、頑張りたいんだ。」って欲求があるかもしれません。

「(喧嘩をして)もう〇〇さんのこと嫌い!」と感じている裏には、
「本当は、自分が辛いって気持ちを分かってもらいたくて、伝えたかった。」って欲求があるかもしれません。

こんな風に、マイナスの感情を大切に感じきるからこそ、本当は自分が大切にしていきたい「こと」や「気持ち」に気がつけることって、きっとあると感じています。

だからこそ、プラスの感情と同じくらい、マイナスの感情を一緒に大切にしていけると嬉しいなって、僕は思っています。

…とは言っても、マイナスの感情を感じるのって、しんどいよね。
だからこそ、例えば何か「しんどいな」って感じた時には、僕達スタッフの存在を思い出してもらえると嬉しいです。

1人では抱えきてれない感情も、2人以上だと、大切にして、感じきることができるかもしれません。

…無花果には、みんなを応援しているたくさんの大人もいます。
(たくさんの祝電、一緒に掲示したね!)

「〜したい!」っていうプラスの感情はもちろんだし、今お話をしたみたいなマイナスの感情も大切にする。そんな温かな学園生活を、ここから一緒につくっていけると嬉しいです。

このことが、今日僕が、みんなにお伝えしたかった言葉です。


最後になりましたが、保護者の皆様、本日はお子様のご入学おめでとうございます。
大切なお子さんの大切な高校生活という時間を、一緒に過ごさせていただけることに、責任と共に、大変喜びを感じております。
1日1日をここにいるみんなで大切に過ごして参りますので、これからも無花果高等学園へのご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

無花果の生徒(入学生)のみなさん!みんなとこれからも一緒に、無花果高等学園をつくり、ともに過ごしていけることをとっても楽しみに思っています。改めて本日はご入学おめでとうございます!

以上で式辞とさせていただきます

令和5年5月9日 無花果高等学園 学園長 中藤寛人


たくさんの方々に支えられて 


無花果では、この度80名以上の方々より、生徒さんに向けた祝電をいただきました。

…どなたからいただく祝電も、心温まるメッセージばかりで😌

祝電をくださったみなさん、素敵なメッセージを本当にありがとうございました。

みなさんからいただいたメッセージを、生徒さんに届けられたことに、心から喜びを感じています。

生徒さんと一緒に、いただいたメッセージをCanvaで編集・デザインし、当日に掲載した取り組みを通じ、みなさんからのメッセージが少しでも生徒さんにとっての身近な言葉になっていると嬉しいなと、僕自身感じております。

(※)許可をいただきましたら、「生徒がデザインをしたみなさんからの祝電」をまとめ、ここに貼っていきたいと考えております。

みなさんのご協力のもと、

「地域の方々と一緒につくる学校づくり」

を大切にできている今に喜びでいっぱいです!

いつも本当にありがとうございます😌


最後に 〜 一緒に教育をつくりませんか? 〜

“よい教育”をつくる。とどける。

無花果はこれからも、目の前の生徒さん・ご家族さんとの関係性を何よりも大切にしながら、今や未来に求められる教育・学校をつくっていきます。
(学校法人化も、目指しています。)

その過程を、以下の「いちじく通信」で発信しておりますので、よろしければご登録ください😌



また、今年度は無花果にとって、そしてきっと岡山にとっても大切な1年にもなっています。

「フリースクールの無償化」を、今年度で実現させるために、無花果は現在活動を広めています。



不登校自体は全く問題ではなくて。

学校が合わないだけで、学びたいのに学べない子どもたちがいること。
そして、経済的な理由で、フリースクールに通いたくても通えない子ども達がいること。

これはとても寂しいことですし、社会政策の観点から考えていても、「教育の入口の平等」が達成されていないことは課題だと言えます。



無花果では、

小中学生を対象にした、無償の「無花果もえぎフリースクール」
高校生を対象にした「無花果高等学園」

これらを運営するだけでなく、

無花果に通っている / 通っていないに関わらず、岡山県内の不登校の 3,000人以上の生徒やそのご家族さんが、必要な時に無償で相談やサポートを受けられる機能を持った教育施設

を、2023年度で実現させたいと考えております。

(不登校のお子さんのいるご家族の約30%は、公的機関にも民間機関にも相談ができていないという文科省の統計が出ています。)


義務教育はみなさんの税金で行われているけれど、フリースクールでの教育はそうではなくて。(現在は学費をいただいて教育をとどけております。)

必要としている方々に“よい教育”をしっかりとどけるために、そんな社会を実質化するために、無花果として寄附金を現在募集しております。

月3000円の継続寄附 × 300人

あなたの寄附で、まずは岡山県から「不登校」は完全に問題ではなくなっていきます。

もしよろしければ、そんな社会・世界をつくっていく仲間になっていただけますと嬉しいです。



今や未来に求められる教育を、無花果としてこれからも大切につくってまいります🙌

「無花果に通ってみたいな...!」
「無花果と一緒に、教育をつくりたいな...!」

そんな想いを持たれる方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご連絡をいただけますと幸いです😊

今後とも、よろしくお願いいたします!




🔻ご寄附をこちらから承っております。
1人1人の皆さんからのご寄附でとどけられる教育がありますので、
ランチ1回分、月々1000円〜のご寄付をいただけますと嬉しく感じております。よろしくお願いいたします。


🔻無花果の日常はこちらから!
こちらにご登録いただけましたら、無花果が“よい教育”をつくり、とどけている過程を知っていただくことができます。
こちらの登録は無料ですので、応援の意味も込めて、ご登録をいただけますと嬉しいです!


それではまた次回のnoteでお会いしましょう!✋


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