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営業用ミニポートフォリオ

私は1年に1冊、営業用のミニポートフォリオ(zine)を制作しています。
A5サイズの薄いものなので気軽に複数持ち歩けるし、出先で初めましての方へ「こういうことやってるんですよ〜」と名刺代わりにお渡しできたり。
作るのはそれなりに大変ですがなかなか便利です。
iPadを持ち歩いてサイトなどをサッと見せるのもスマートでいいな〜と思うんですが、「年1ペースで冊子をつくって配る」ことをしてる人ってあまりいないので少しでも記憶に残してもらえるかな?と。もらう側からしてもこれくらいのサイズなら邪魔にならないかな?と。
作り続けてようやく5冊目です。

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このミニポトフでは表紙に毎年の干支にちなんだイラストを描いています。
年賀状代わりにお届けできたらいいなと思いつつ年々完成時期が遅くなっていきます。最近は開き直って「そのうち届きます状」などとうそぶいてみたり。すみません。

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http://1zeroberry.tumblr.com/post/170608419693/
2018年は戌年なので犬をテーマに。

「犬」について調べていると、
「ドッグイアー(dog ear:犬の耳)」というものを知りました。
これは「しおりがわりに本のページのすみを折る」こと。折れ曲がった紙の三角形が犬の耳みたいってことらしいですね。
装画のお仕事もっとやりたいな、ほんのりとでも「本」にまつわるものを描いてみようか…と思っていたのでこれを採用。

同時にスペル違いの
「ドッグイヤー(dog year:犬の1年)」という概念も発見。
犬は人間の約7倍の速さで成長し老いていくことから、
「時代の移り変わりの速さ」「技術革新など変化の激しいこと」のたとえ。IT用語だそうです。
年賀状代わりに…といいつつ完成が4月になってしまったのが身につまされる。

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ともあれそんなかんじで「犬の耳」をテーマに、本を携えた女の子が犬(パピヨン)の耳のようなヘアスタイルをしているイラストを表紙に。
いろんな形の耳をしたいろんな犬を裏表紙に描きました。
「立ち耳」「垂れ耳」のほかに「ボタン耳」「ろうそく耳」など…いろんな形容があるらしいのですよ。犬好きさんならよくご存知でしょうが。
2014〜2017年までは表紙・裏表紙にまたがる1枚絵を描いていたのでこういうカットイラストっぽいのはちょっと新鮮。

ちなみに彼女が手にしているパピヨン犬が表紙の雑誌「TomeTome」は
美容師さんのための専門誌「TOMOTOMO」のオマージュです。
https://www.shinbiyo.com/magazine/tomotomo/2014bn.html


中身は2017年に制作したオリジナルイラスト・お仕事イラスト・メイキングレポ漫画など。

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今回はレポ漫画だけで17pにもなってしまったので例年より分厚かった…
収録されている作品はすべてwebで無料公開しているのですが、「お金を出して買いたい」と仰ってくださる方もいらして嬉しいやら恐縮するやら。
メイキングレポ漫画だけでもまとめて本にしたら需要はあるでしょうか?
(もちろんお売りするのはクライアントさんにご許可いただけたら、ですが)
ついでに漫画やzineそのもののメイキングレポもしてみたらいいやも?
あれこれ考えているうちが一番楽しいですね。

サポートしていただいた売り上げはイラストレーターとしての活動資金や、ちょっとおいしいごはんを食べたり映画を見たり、何かしら創作活動の糧とさせていただきます。いつも本当にありがとうございます!!