「6月30日の水無月」

7月7日は七夕ですが、6月の和菓子の絵です。
梅雨は明けたけど台風でまだ雨が続くらしいのでまぁよかろ。
ということで。

「水無月」とは？

「水無月」は6月の旧暦名。

半透明の三角形のベースに小豆が乗った和菓子。
冬から氷室で保管していた氷に似せて、息災を祈願したもの。
小豆には魔除けの意味合いがあり、三角形の部分は主にういろう製。

「夏越祓（なごしのはらえ）」
1年のちょうど折り返しにあたる6月30日に、この半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事。
この「夏越祓」の日に、京都をはじめ関西では「水無月」を食べる風習がある。

今まではキャラクターに合わせてお菓子もハイライトは入れないでやってましたが、今回は艶めかせてみました。

このシリーズは特定の日に食べられる伝統菓子や、「〇〇の日」に合わせて描いているのですが。
和菓子はあんまり描く機会がありませんでした。
パッと思いつくのだと、雛祭りの菱餅かひなあられ、こどもの日の柏餅…でしょうか。どちらも描き逃したので今回はちゃんと間に合わせたかったのですが。
昔から夏の初めには体調を崩しがちなのですが、近年は雨の前日に目に見えて崩れるようになってきました。6月はもっとたくさん描きたい絵があったのですが。

まだまだ雨が続くようなので、自分への無病息災を願って。
あと災害がこれ以上広がりませんように。

2023年加筆／タイトルを和風にして、右端にカタツムリを添えてみた。