今昔ゲーム攻略論|最近のゲームと昔のゲームの違い
瀬戸弘司さんがこんな動画を投稿していた。
動画を見ていてふと、最近のゲームの傾向は昔に比べて遥かに変わっていることに気がついた。
ゲーミングPCや高価なハードでプレイしていたゲームは、いつしか誰にでもプレイできるようなものになり、小学生ぐらいの子供でも、FPS(いわゆる銃を撃ち合うようなゲーム)をプレイするようになっている。
フラッシュゲームや小さい画面のDSで遊んでいた世代のわたしからすると、現代のキッズはすごくゲーマーになったと思う。
そして、動画内でも言及していたが、今はストレスが少ないように設計されているゲームが多いように感じた。
丁寧すぎるぐらいのチュートリアル。残基節約のための巻き戻し機能。
もはや、「エアプ(エアプレイ)」と呼ばれる、ゲーム実況者がプレイするゲームを見て、自分もゲームをプレイした気になっている人すら多いのだろう。
ちなみにわたしは実況動画を見てプレイすることもあるので、半分エアプだ。
そして、最近では競い合うかのように、攻略Wikiや個人の攻略ブログが散見される。
かくゆう、わたしも攻略を見てゲームをする派だったので、瀬戸弘司さんの話には 「あー、彼とおんなじことゆっとるわ〜…」という感想に対し、しーさんの意見には「うんうん!!そうだよね〜〜!!!」と共感の嵐だった。
彼はもっぱら瀬戸弘司さん派の意見で、度々わたしのゲームスタイルには「攻略みたらつまらない」「動画でネタバレしたくないから流さないで」と小言をこぼしていた。
わたしはそんなことよりも、実況者と同じようにさくさくとゲームを進めること、ゴール・エンディングを迎えることを目的としてしまっていた。
今となっては、彼の言い分もよくわかる。そもそも、ゲームは頭をひねり、指を動かし、何十時間もかけてクリアするのが醍醐味だ。わたしは、ストレスを感じないようにすぐ攻略に頼ってしまった部分もあり、忙しい人向けに作られた(良く言えば改良された)最近のゲームに慣れすぎていたと強く実感した。
そう考えると、UNDERTALEはよくできたゲームだ。一切の取り返しがつかない要素は、きっと現代のゲームの風潮に対する軽い風刺だろう。やりこみ要素も多く、2・3周しないとストーリーの本質を理解することが難しい。古き良きゲームの名残を、忘れさせないためとも取れる作りだと感じた。
今、あらゆるゲームでマンネリ化が起きていると感じている。類似のゲームの頻発、現行ハードへの移植や続編・リメイクが頻繁に見受けられるのは、ゲーム業界の限界が垣間見えるようで心苦しい。
もちろん、別に必ずしもゲーム業界が限界を感じているわけではないとも思うし、昔のゲームが現行ハードでプレイできるのは嬉しいけどね。
そうこう言いつつも、4月に好きなゲームの続編が出ることから、すごく楽しみにしている。
予約で買ったので、実況も見ずに完全初見でのプレイ。今までと違った視点でのゲーム攻略に胸を踊らせ、予約した商品が届くのを今からでも楽しみだ。
(持っているゲームのマンネリ化を迎えており、ほぼ手つかずになっているソフトばかりなのが後ろめたく感じているけれど……。)
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