見出し画像

独学600時間で中小企業診断士試験に合格した話【合格体験記】


誰もが驚くような奇跡が起きたけど
ぼくだけは驚かなかった
起こるべき奇跡が起きただけ


はじめに
2回目に2次試験落ちた時はかなり凹みました。

バンジージャンプしたもん。


さて、遍歴ですが2018年度に初受験し、

合格まで以下の通りです

 1年目:1次試験合格〇、2次試験不合格×

 2年目:2次試験不合格×

 3年目:感染症蔓延のため受験を断念

      簿記2級とITパスポート取得

 4年目:1次試験合格〇、2次試験合格◎

240時間で中小企業診断士1次試験に合格した話

70時間で簿記2級に合格した話

10時間でITパスポートに合格した話

いたずらちゃんのツイッター

教材、費用
※執筆時Amazonにある最新版をリンクしています

・スッキリわかる 日商簿記3級(TAC出版)

・スピードテキスト(TAC出版)

・スピード問題集(TAC出版)

・第2次試験過去問題集(TAC出版)

・2次試験合格者の頭の中にあった全知識(同友館)

・2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ(同友館)

・30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集(同友館)

・ふぞろいな合格答案10(同友館)

・ふぞろいな合格答案13(同友館)

・ふぞろいな合格答案14(同友館)

スピテキは4年目に法務のみ買い替え、

スピ問は4年目に中小のみ買い替え、

計24冊とルーズリーフを使用しました。


簿記1級のテキストは診断士試験で見ない用語があり

混乱を招きそうだったので

買ってはみたものの使用していません。

一部はメルカリで定価より安く古いものを購入しています。


かかったコストは

時間が1次試験397時間、2次試験202時間で合計599時間。

費用(受験料、教材費、交通費、宿泊費、雑費)が32万円。

勉強のためのカフェ代を入れると35万円ほどでしょうか。


かけた時間と費用


2次試験に合格できた要因
「時間管理が一番大切」だとわかっていたこと。

2回目の不合格を糧に、

何を解答の中心とするかを大切にしました。

設問と与件の読み方やメモの取り方、

解答の骨格や言い回しは決めておき、

文章の洗練は二の次にして、

解答の中心を外さないことに多くの時間を費やしました。


ちなみに時間管理は以下のようにしていました。

事例Ⅰ~Ⅲ
事例Ⅳ


「深く考えたいなあ」と思いながらも

試験合格のためと割り切って

試験に特化した自分を作り

気持ちよく完答は無理だと諦めて臨みました。


合格するためにそんな難しいことを考える必要はなく

1次合格者なら知識より国語力アップが点に繋がると思います。


この試験は色ペン等使ってよいので

フリクションの蛍光ペン3色セットも買ってみたんですけど、

使って5分で「めんどくせ!やってられっかい」

だったので3色そろってお隠れになられました。


というわけで

段落番号、SWOT、問題に関連、経営者の思い、をそれぞれ

①②、下線+アルファベット、波線、()、と

すべてシャープペンで書き込むというストロングスタイルを採用しました。


音楽
モチベーションを上げるため勉強前に音楽をかけることがありました

4年間これらに助けられてきました。ありがとう。

・「PRAYING RUN」 UVERworld

・「億万笑者」 RADWIMPS

・「city」 [Champagne]

・「スポットライト」 Creepy Nuts

・「color」 BAReeeeeeeeeeN


関係ないけど、食べた森永のラムネの数は100本を超えています。



ここから下は詳細を書いていきます
ここまで読んで参考になりそうな方は
ぜひ読んでいってください。


進め方

【1年目】

1年目は1次試験勉強と並行して

「ふぞろい」と「全知識」を読んでいました。


「ふぞろい」は休憩として読めて

2次試験の概要もつかめたので入りとしては良かったと思います。

※ふぞろいは過去問の自己採点に使うのがメジャーだと思われます。
 ぼくも4年目は自己採点に使いました。


このときはあまり分かっていませんでしたが

「全知識」は独学者には重要なテキストでした。


それから「過去問」1年分を適当にやって、本番を迎え…


落ちました。


法務の足切りで不合格だと思って1次の結果発表までノー勉強

驚異の全員8点加点で合格とわかってもそこからやる気出ず…という…

みなさんは1次試験自己採で合格確信するくらいには点をとろう

結果はAABBのB
60,61,56,52の計229


【2年目】

4月から勉強を始め半年強のテスト期間を過ごしました。

まずやったのは過去問1年分

試験問題の空気感と言葉遣い、なにより自分の足りなさを知るためです。

当然ひどい出来で絶望しつつも


この段階で得たものは4つ

①長い事例文と問題文の単語1つにヒントがあること

②フレームワーク(QCDだの4Mだの)で切り分けること

③解答例の中にある使えそうな単語や言い回しをまとめる

事例Ⅰならこんな言い回し


④暗黙の因果関係を知ること
ex.)機械化、自動化→人がいらない
これに関して強い味方となったのが「全知識」
半年でこつこつと2周読みました
まとめのページはさらに何周か追加で読みました


次に合格の明暗を分けるといわれる事例Ⅳ対策ですが

30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集

だけ取り組みました。

この1冊を完璧にするんだ、と

1周やって間違えたところに印つけて

印つきをもう一度

さらに不安が残るところを補強

全部で34時間かかりました。

試験で出る計算の基礎はほとんどこれで事足りました。


そして「過去問」

TACの過去問テキストには

5年分あるので全部で5年×4事例の20題入っています。

80分の試験時間はもちろん計りますが

過ぎても終わるまで解き続け

どれくらいオーバーするかで時間感覚を養いました。

あとは不合格時の問題(1年目の過去問)が

手元にあるのでそれもやりました。

解答例はネットに掲載の各資格学校のものをありがたく拝見

このとき気付きましたが、解答例は学校によって結構まちまちです。


まとめると

「過去問」のべ28題

「30日完成」2周+補強

「全知識」2周+補強

これだけやって本番に臨み…


また、落ちました。


結果はCBABのB
44,56,60,59の計219

勉強しなかった1年目より下がってしまい

もう訳が分かりませんでした。


【4年目】

1次試験は498点と難なくクリアできました。

2次試験勉強の前に

やみくもに勉強しても2年目と同じ結果になるので

方針を決めることに。


この時、2年目の再現答案を見返すと

ひどすぎて笑ってしまいました。

こりゃ落ちるわと。


しかし、ひどい中でも事例ⅢはA

ここに鍵があるはずと研究をすすめ…

おそらく

・解答のメインを外さないこと

・設問同士に一貫性をもたせること

がぼくには大切だろうと見当をつけました。


過去問2016~2020年分をのべ7年分(2019、2020年分は2周)と

30日完成!事例Ⅳ合格点突破計算問題集に取り組み

本番に臨みました…


結果は合格
AAAAのA
63,69,68,64の計264


2年目と違うのは

解答の中心を外さないことに多くの時間を費やすため

事前にメモり方や時間管理は全て決め

解答の文章の洗練は二の次にしてやりすごした

ことだと考えます。


余談ですがクリティカルシンキングの研修を受けたことで

脳が留意できる事項が増えているように感じました。


独学にあたってふぞろいと先輩方のブログ等には大変お世話になりました。

ありがとうございました。


最後に、TAC様、同友館様、諸先輩方に心より感謝申し上げます。



成し遂げた。


以上、いたずらちゃんでした

Twitter @Ag1vdwBbcSRJz6X


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?