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ワーケーションのあこがれ(南伊豆町)

夏休みを使って、伊豆最南端のまち「南伊豆町」を旅行しました。

南伊豆は以前、創業部会「スタラボ」で登壇いただいた南伊豆町商工会 木下さんの話をお聞きし、訪問したいと思っていたまち。

弓ヶ浜のビーチは、うわさどおりのステキな白砂。

「こんな自然あふれるまちで働けたら」

ふと思いながら「ワーケーション」という働き方が頭をよぎりました。

「ワーケーション」という選択肢

いまだ体験したとことのない「ワーケーション」

観光地やリゾート地で過ごしながら仕事をする、そんな働き方に漠然とあこがれます。
どこかの南のビーチで、トロピカルジュースを机に置きながら、涼しい顔でパソコンに向かっている。勝手なイメージです(笑)。
(きっと、ワーケーションの記事をみると、それに近い画像が多いからだと思いますが)

ワーケーションの取組みは広がりつつあるようです。
観光庁の資料(2022年3月)によると、企業向け調査の結果は、ワーケーションの認知率や導入率は昨年度よりも上がっています

【ワーケーション認知率】66.0%(昨年度 48.5%)
【ワーケーション導入率】 5.3%(昨年度 3.3%)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001477419.pdf

国土交通省 観光庁 令和4年3月「今年度事業の結果報告」

ワ―ケーションを実施したい理由は、リフレッシュ効果(36.5%)が最も多く、働く場所にこだわらない(30.2%)働き方改革推進(28.8%)といった回答が多い。場所を問わない合理的な働き方としてワーケーションを求めている人も多いようです。

逆にワーケーションを導入しない理由は、業種として向いていない(60.5%)、「ワーク」と「休暇」の区別が難しい(20.5%)、効果を感じないため(16.3%)という回答が多い。

さらに「全般的に課題と感じる点が多くみられたが、今年度はそれぞれの項目で割合が大幅に減少していることから、それらの課題の理解は進んだものと考えられる」と、まとめています。

働き方の多様化の選択肢として、じわじわと浸透している印象です。

南伊豆のワーケーション

実は南伊豆に滞在中に「南伊豆 ワーケーション」でgoogle 検索。
ワーケーションの先輩体験者たちが紹介してくれていました。

南伊豆町公式noteさんの記事は「休暇村南伊豆さんの「ワーケーションプラン」を利用してテレワークをやってみた」という体験談。

テレワーク専用ルームは、天井が高く、開放的な空間なので集中して作業ができるようです。屋上にある足湯など、仕事の合間に休憩できる場所が施設内にはいくつかあり、気分転換ができるのも魅力です。

何より、休暇村南伊豆の目の前はあの「弓ヶ浜」
徒歩1分で砂浜です。ただただ、海を眺めるだけでも、コンクリートジャングルのなかで過ごす東京の職場からしたら、最高の気分転換に思えます。

もう一つは、株式会社しもズブさんの5日間の体験談。
観光と組み合わせて、南伊豆を満喫されているのがよくわかります。

仕事に集中しながらも、せっかく来ているんだから、その地域を楽しもう、という気持ちにさせてくれます。このあたりの仕事と観光の切り替え、のコツも知りたくなります。

ワーケーションの実行に向けて

「さっそく自分も」と思っても、いざ始めようとするとやはり難しいもの。

南伊豆町では『南伊豆るプロジェクト』として、南伊豆でのワーケーションを体験できる1泊2日のプランが紹介されています。

ワーケーションビギナーには、気軽に体験できるコースがあるのは心強いですね。南伊豆の温泉も満喫できるプランのようです。

そんなワーケーションも「ワーケーション導入率 5.3%」(上記の調査)のとおり、セキュリティや労務管理など、広く普及するにはまだまだハードルを感じます。

企業もコロナ対策のテレワークと違って、ワーケーションを強制するのが難しい気がします。
仕事とプライベートを明確に分けたい人には、きっとワーケーションは大きなストレスになりそうです。

一方、世の中の流れは、仕事とプライベートの垣根が曖昧になっていく動きも増えています。これからは、好きなことを仕事にしていくと、結果的に仕事とプライベートの垣根が下がり、場所や時間にあまりとらわれない人も増えてくる気がします。
自分も、仕事とプライベートの垣根が低いほうなのでワーケーション向きと勝手に思っています。

自分らしい働き方と同じように、自分らしいワーケーションを見つけていく時代なのかもしれません。

おわり。