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保育のお仕事ミーティング第3回


はじめに

《保育》でつながるコミュニティです。
月に1度、毎回テーマを決めて、保育の今と未来を仲間と語り合いながら、自分の見方や考え方を増やし、組み換えて自ら行動したくなるそんな会を目指しています。
保育士と子どもに関わることに興味がある方ならどなたでも参加できます。
悩みや困りごとのその先にある未来を、仲間と一緒に作っていきましょう♪

あまねく現実は、あまたの妄想からはじまる

自分が見ているこの現実は、いつの間にか出来上がったものでしょうか?
大抵の人は、気がつけばそこにあったと思うかもしれません。しかし、そこに、目を向けたからこそ、意識として立ち現れ現実となります。気にも留めずに通り過ぎていたとしたら、その人の現実の中においては存在しないことになります。

これを最近ではメタ認知という言い方をすることがあります。メタ認知については、色々書籍も出ているので、詳しいことはそちらを参考にしてください。

私のお伝えしたいことは、自分の考えていることは夢物語の妄想で、現実にはあり得ないと蓋をしてしまうのではなく、その妄想の種を育ててみませんか?ということです。今回は、参加者の中から妄想なんですけどね、と前置きをされてから「多世代が集まる居場所を作りたい」という思いを聞いて、実際そういった活動をしている人を訪ねてみようと企画が始まりました。

この会は主に子どもに関わる仕事をしている人が集まっています。しかし保育の仕事と言っても実際の仕事や背景はそれぞれで、人によって経験も知識も様々です。だからこそメンバーの1人の妄想話が、自分の新たな扉へとつながって行きます。

見学1 まちの縁側「とねりこの家」

『とねりこの家』は、乳幼児からお年寄りまで、誰でも気軽に訪れることができ、お茶を飲み、憩い、交流できるサロンです。また、お食事会や落語会、コンサート、折り紙教室、バザーなど、さまざまなイベントを開催しています。

まちの縁側「とねりこの家」HPより

京都御苑の西側に位置する「とねりこの家」は、コーポラティブハウスの一角にあります。
ガラガラと開ける引き戸間口は、木の温もりが感じられ、あたたかくそしてどこか懐かしさを感じ、まさにおばあちゃんのお家といった趣です。
入って左手ある小上がりは畳スペースとなっています。ハイハイをする前の赤ちゃんが寝転がって遊んだり、ちょっと腰掛けておしゃべりをするのにピッタリでついつい長居をしてしいそうです。
ダイニングテーブルを挟んでキッチンがあり、その奥には二間の和室。
育児相談など、腰を据えてじっくり話を聞いてほしい。そんな時も利用できそうです。

運営に大工さんが関わっているので、建物の作りが人を招き入れ寛げる工夫が随所に感じられるそんな建物でした。

現在の活動は、乳幼児向けに広場の開放と、独居老人向けの食事の提供です。コロナの影響で多世代交流やイベントなども縮小気味でしたが、少しずつ増やしていきたいとのことでした。

詳しいことは

見学2 地域交流スペース cafe あずま

「つながる ひろがる ささえあう」を愛言葉に、子どもから高齢者まであらゆる世代の居場所づくりをめざし、地域・ボランティア・介護事業所などが協力して、定期的にカフェをオープン、孤立や引きこもり、生き辛さをかかえた方々の支援も含めた活動をスタート。また、さまざまな団体・グループが気軽に活用・交流ができ、事務所としても利用できるスペースを格安で提供し、地域の自主的な活動を応援。

リールレット cafe あずま のあゆみより

北野商店街の一角にある元米穀店を利用したコミュニティスペースです。
コロナで子どもたちの行くところがなくて困っているのなら、自分たちで作っちゃおう!というフットワークの軽さが魅力的です。その気軽さに子どもだけでなく、学生や地域の方々も巻き込んで毎月さまざまな活動を行っています。
訪問のしやすさから、いろんな世代や、時には悩みを持って来られる方もいて、見守りつつも、見離さない、程よい距離感で接しているのが印象的でした。だからこそまた人が集う、循環が生まれていると感じます。
毎月25日の天神さんに合わせて、イベントを行っています。

詳しいことはX(旧Twitter)にて随時更新してます。
@cafe06381804

見学を終えて

はじまりもきっかけも違う2つですが、共通しているのは「地域に開かれて、地域に受け入れられている」ということです。当たり前のようですが、やってみたいの先には共に歩む人たちがいます。そこを置き去りにしては成り立たないのだと強く感じたのでした。
飛び入りにも関わらず快く見学をさせてくださった、「とねりこの家」さん、「cafeあずま」さん、改めてありがとうございました。






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