母との対話(長文です)
4月から母が不機嫌でした。日々の会話は、そっけない挨拶だけでした。
妹はそんな母にいろいろ話しかけては、「わたしの気持ちなんて何にも分かってないよね!」と何度も言われ、がっくりと肩を落としている様子を何度か見ました。
わたしはもうそんな母にはうんざりなので、関わらずにいました。その間、母との関係をホオポノポノでクリーニングしたり、母への積もりに積もった思い(もはや恨み)をノートに書いては破り捨てるなどしていました。
母と話さない間、日頃特に会話のない妹とは話をしました。「母が何を考えているのかわからない」という妹の言葉を聞けて、わたしの母への思いも聞いてもらえたことは良かったです。こんなに妹とちゃんと話したことはなかった。
妹は家族が仲良く暮らしていくために母への働きかけを続けていたものの、そろそろ疲れてきていた頃…
午後からわたしは買い物に出掛けていました。そこに母からラインが。
母「下に降りてきて」
わたし「出かけています」
母「帰ってきて」
わたし「…」
自分勝手な内容。まことに母らしい。でも、もしかして急病なのかもしれないと思い、帰った。
母の第一声は「あんたらこのままでいいの?」でした。
わたしたち「わたしたちじゃなくて、あなたはどうなのよ」
母「わからない」
その後、1時間くらい話しました。ほとんどがわたしと母がしゃべっていました。妹は、私たちの声が大きいのを気にして、部屋の窓に閉めていました。
わたしは、母がずっとずっと怖くて怖くて仕方がなかった、ということから始まって、出さない手紙に書いていたことを半分くらい話せました。
母は、すぐに「出ていけ!」「わたしが出ていく!」となります。他にはわたしたちが毎月渡している食費を貯金している通帳を「返す!!」と言って渡してくる。
今回は、なんでそうなるの?ということも話せました。そして、「わたしの気持ちに気づいてよ、というけど、言ってくれないと分からないです。あなたは、私たちの気持ち分かるの?」と。
みんなのコミュニケーション不足とお互いに気を使っていたことがうちの家族がギクシャクする原因なんだろうと思いました。
今回、わたしはこういうことが嫌ということも話すことができました。
母は、わたしの物言いが上から目線に感じて嫌だそうです。指図しないで、と。
わたし自身はそんなつもりはなかったけど、いつも家にいる母に外出を促すときにはそんな口調になっていたんだと思います。
これからは、「わたしは〜」とアイメッセージで伝えようと思いました。
母の主張を聞いていると、長い間、自己決定ができな状態(夫や子供を優先させて)が続いていて、自分がないと感じていることが辛いみたい。
自分の意見が言えない、というか分からないんですね。だから、人に気づいて!ってなる。
母自身は本来とても自由人なのに、夫に、世の中に、馬鹿にされないように「ちゃんと」していないといけないと思って、必死に頑張ってきていた。
それなのにみんな何も評価してくれないし、分かってくれない。そのフラストレーションが貯まって限界に来ていたんだと思います。
これからは、わたしたちの月々の食費は貯金せずに使ってもらうようにお願いしました。
そして、もう頑張らないで、と伝えました。今までのやり方はなかなか変えられないだろうし、手を抜くことが一番難しいかもしれないけど。
それはわたしたちが気にかけていけばいいのかなあと思いました。
元鬼ババアとしか思っていませんでしたが、ここまで書いてなんだか人間味が湧いてきました。
母には、これから母の人生を生きてほしいと思います。
偶然にも今日は母の日ですね。
つくづく母とは大変な仕事だなあと思いました。
では、また
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