084.癒しのコンポスト
今日は書くことがない。
身もこころも、どんよりしていてプランクは30秒しかできず、午後にはポテチを一袋食べた。
そんな日でも、ダンボールコンポストは元気だった。
8月に市の研修に行き、ダンボールコンポストを始めた。
途中から2箱のコンポストを朝用と夜用にして野菜や果物のクズを混ぜ込んでいた。
それを昨日一箱にした。場所の問題で。
大きなダンボールが手に入らず、土は2倍。
底までしっかり混ぜようと思うと、ゴム手袋ギリギリだ。
腰を入れて、大量の土を混ぜるのは大変だけど、大好き。
今はエサ(野菜クズね)を混ぜ込む作業は夜だけになった。でも朝も様子を見に行く。表面がほんのり温かい。分解している証拠。温かくないときもある。分解が終わった証拠。分解されないことはない。生きてる。
コンポストをしているのは、混ぜたいから。
今までは庭にコーヒーかすとお茶がらを混ぜていた。もう混ざっているのに、ただシャベルで土を混ぜているのが楽しかった。頭が空っぽになった。でもそれは、土には良くないと聞き、コンポストを始めた。
ゴミをゼロにしたいとか地球のためとかそんな壮大な目的ではない。ただ混ぜたかった。
夏の終わり、コバエやアリよりもスリムな小さな虫が大量発生した。
グレーのゴミ袋をかぶせて、外に置いておいたら、いなくなった。太陽のチカラってすごい。
二箱のとき、夜用の野菜のクズ中心の方から、虫が発生した。朝用のコンポストには、主にオレンジとグレープフルーツの皮を混ぜ込んでいた。
コンポスト全体が爽やかな柑橘系の香りがしていたし、何故か虫が発生しなかった。
オレンジ、グレープフルーツの皮に農薬がたくさんついていて、虫除けになってる?とか思わなくもないけど。
ふたつ合わせれば、虫の発生は減るかな。
野菜も果物も少しずつ分解されて、数日後には、跡形もなくなる。土の量は変わらない。
これは、土のなかの無数の微生物の仕事。
目には見えない。でも、ここにいるんだ。
わたしにはコンポストが宇宙に思える。この土のなかを顕微鏡で覗いたら、どう見えるんだろう。
そんなことを想像しながら、ほんのり温かい土を混ぜているときがわたしにとって毎日の楽しみであり、最高の癒しになっている。
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