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連載小説|鰻魚記 1

『結婚の決まった女を、俺が追いかけて行ったのは、初めて逢った日の払暁の空に、血の色の雲が棚引いていたから。多分。』

だらしない男の、情けなくて切ない少し奇妙な旅が始まる。

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『鰻魚記』は、「まんぎょき」或いは「うなぎ」など、お好みに合わせてお読みください。

これで、あなたもパトロン/パトロンヌ。