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俳句|憂国忌スワロフスキーのシャンデリア

スワロフスキーキラキラ大作戦決行中!

今回は、コメント欄でセッションしつつの、三人の結晶です。

まず最初に、西野圭果さんが投稿されました。

『 スワロフスキーのシャワー降る秋澄まし 』

季語:秋澄あきす

表参道でご覧になったシャンデリアの情景です。「シャンデリア」を入れたかったそうです。「スワロフスキー」と「シャンデリア」、どちらも長くて悩ましい。

晴田そわかさんの提案は、こちら。

『 スワロフスキーのシャンデリア銀座は秋 』

「表参道」を「銀座」にすれば、地名が入れられます。優雅です。

犬柴が、そこから頂戴し、上五(季語)+「スワロフスキーのシャンデリア」はどうか、意見を伺うと、圭果さんの句は最初はその形で、中八になるので断念されたそうです。

『 秋澄むやスワロフスキーのシャンデリア 』

「秋澄む」の透明感がぴったりです。

中八だからと諦めるのは、余りに惜しいので、無手勝流の犬柴は中八上等、むしろ秋の季語を諦め、冬から探して完成させたくなりました。

発見したのが、三島由紀夫の忌日です。三島忌、由紀夫忌、憂国忌。唯美主義の三島もまた、この句に相応わしい。

『 憂国忌スワロフスキーのシャンデリア 』

なにがなんでも、中八を回避するならば、趣旨が違ってしまいますが、発注メーカーを変更して、

『 憂国忌バカラのゼニスシャンデリア 』

こちらでどうでしょう。「ゼニス」はデザインの種類です。他にも「ミルニュイ」「パリ」「クリノリン」など、多数ございます。

青猫さんが、これらの遣り取りをご覧になっており、最後を飾る句で参加なさいました。

『 虫籠の二粒スワロフスキーか 』

まさかの、虫との取り合わせとは‼︎  パンチが効いて、スワロフスキーと引き立て合っています。さて、しかし、その「ニ粒」とは、如何なる虫であるのか……。

ゆうゆうさんのスワロフスキー俳句も、お待ちしております。


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