珈琲がそこそこ好き

ゴリゴリゴリゴリ。今日も僕はコーヒー豆を砕いていく。だって珈琲が好きだから。

去年の夏、珈琲を豆から挽くようになった。

今までで普通に好きだったコーヒーが、そこそこ好きになった。
それまでは缶コーヒーとかコンビニのコーヒーとかを飲んでいたわけですが、それでも美味しいとは思っていた。

でも、豆から挽くとまた一段と美味しいと感じるわけです。

コーヒーショップでコーヒー買うと、コーヒーの香り込みで美味しいじゃないですか。あの感じが自宅でできるのですよ。

しかし「珈琲って豆から淹れると本当に、まじで美味しいんだよ！」

っていう言葉に辟易している人、結構いると思います。何を隠そう僕もそうだったから。

だってそうなんだよ。なんだって１から作れば美味しいに決まってます。

カレーだってスパイスを調合するところからやれば美味しいに決まっているし、ラーメンだって鶏ガラを煮込むところからやれば美味しいに決まってます。

だから珈琲だって、豆を挽くところからやれば超美味しいに決まっているのです。

この世はだいたい、１から作れば大抵の食べ物飲み物は美味しくなるに決まっている！！

でも、でも言いたい。

豆から入れた珈琲は美味いぞと！！　声を特大にして言いたい！！

豆から入れた珈琲は美味ぇんだ！！！！

本当に美味しんだから。今までコーヒーだと思っていたものが、その日から珈琲になりました。まあそれはどっちでもいいんですけど、でも本当に美味しい珈琲は豆からなんですよ。たぶん。

だから、実際に豆からコーヒーを淹れる手順を勝手に紹介します。

ちょっと探せば、ネット上に腐るほど落ちている情報ですが、あえて僕が紹介します。あえて。

まず豆を用意します。

しかし、コーヒー豆を選ぼうとすると、膨大な豆の種類にびっくりするはずです。

僕もびっくりしました。全部黒い豆なのに、なんでこんなに種類あるの……。と、馬みたいな顔になったのを覚えています。

最初は豆を選ぶだけでかなり迷います。時間もめちゃくちゃかかります。なので、最初は適当に選びましょう。

適当に選んで失敗したらどうしよう。とか、もし高い豆を選んで無駄にしてしまったらどうしよう。とか思うかもしれませんが、初めて豆からコーヒーを淹れると、おそらくどこ豆だろうが最高に美味しいので大丈夫！！

どこの国のどんな豆でも必ず美味しいコーヒーになるので、安心して適当に豆を選ぼう！！　自分を信じて！！

もしどうしても心配なら、スタバとかタリーズに売っている豆を買いましょう。全部美味いので大丈夫。大手なら間違いない。これ人間の知恵。

次に、豆を挽くためのコーヒーミルを用意します。これもなんでもいいです。なぜなら、初めて豆からコーヒーを淹れると（略

amazonなどに山程売ってますので、お手頃な値段ものを買いましょう。どれ買ってもほぼ同じです。そしてその後、どうせ買い直すことになります。

お次は紙フィルターだ。

そのへんのスーパーに売っているので買いましょう。ダイソーでもいいです。もうなんでもいいです。すごい人はシャツをちぎって代用したりしています。だからもうフィルターっぽければなんでもいいです。好きにしてください。

そして極めつけに、フィルターを設置する逆三角形みたいな形のやつを買います。名前は知りません。すいません。コーヒーフィルターを設置するやつで探してください。ダイソー行ってください。セリアでもいいです。

すべてが揃ったら、豆挽いて、コーヒーカップの上に設置したフィルターに入れて、お湯をぶっかければ、おいしいコーヒーの完成です。

ね？　簡単そうでしょ？　

それじゃ、どうもご苦労さまでした。

ーーーキリトリーーー

ここまで解説できるなら、珈琲が大好きなんじゃないの？　と思うかもしれません。

でも「珈琲大好き！」っていうと、なんか色々と知識ありそうに見えるし、なんならちょっと上から目線にも感じるような気がしたので「そこそこ好き」と言うことにしています。

そこそこ好きなやつに、あれこれ聞いてみようと思う人はいないだろうし、そこそこ好きなやつが間違ったこと言ってても、まあそこそこ好きなやつだからしょうがないよね、ってなるはずだから。

でも冷静になって考えたら、ココアの方が好きかもしんない。

劇終