見出し画像

すごいキーボード

今書いている文章は、家族に見つからないように急いで書いている文章であり、全体を通して読むとおかしな言い回しがあるかもしれない。
なぜなら私は新しいキーボードを購入した。そのキーボードの性能を確かめるために、こうして家族にバレないようにひっっそりと文章を書いている。
先に言っておくがこの文章は何かしらの物語のうようなものは無い。ただ新しいキーボードを試したいがために書いているだけにすぎない。

しかし、なぜ家族にだまって書かなければいけないのか。それはこのキーボードが
べらぼうに高いからだ。

知っている人は知っているし、知らない人は知らないだろうけど、私が買ったキーボードはリアルフォースというものだ。高級キーボードだ。なぜならあの全国コンビニチェーン店セブンイレブンのATMのテンキーもリアルフォースのキーボードを採用しているらしい。あのセブンイレブンが採用しているのだから、これはもう確かに高級キーボードと言っても過言ではないだろう。いや、確実に高級キーボードである。

この打ちやすさたるや筆舌に尽くしがたい。筆舌に尽くしがたいという文すらも打ちやすい。すごいキーボードを買ってしまったかもしれない。すごいキーボードを買ってしまった。だからこのキーボードを使っていることは絶対に家族のだれmに

いまものおとがしているなるべくきーぼーどをうつおとをすくなくするためにすこしずつもじをうっているそれでもなおこのきーぼーどのせいのうがにょじつにかんじることができる

ああ、物音の正体はペットの政五郎だった。安心した。しかし、あの緊張感の中でもさくさくと文字を打つことができた。これは新しい発見だ。このリアルフォースは極限の緊張状態だとしても非常に文字を打ちやすい。この打ち心地をぜひあなたにも感じてほしいのだが、文字でそれを表現することはできそうにもない。しかし、どうしても同じ体験がしたいと思うのならば、セブンイレブンのATMのテンキーを打ちに行くといい。

しかし果たして本当にこのキーボードの真の打ち心地を感じたいのならば、やはり購入するしかないだろう。高級キーボードを購入したという気持ちが入ることで、もう一つ上の感情に気づくことができるだろう。ぎゅ7ぎhんkyh8rf7

ああ、すみません。いまペットの政五郎がキーボードに乗ってしまいました。失敬失敬。それにしてもこの政五郎の気持ちよさそうな顔をぜひあなたにも見てもらいたい。しかしやはり、この政五郎の顔もとてもじゃないが筆舌につくしがたい。どうやっても文章で現すことは不可能かもしれない。それほどまでにこのキーボードの性能は素晴らしいということになる。

と、ここまで文章を書いてきたが、額から汗がにじみ出てきた。もしかすると、もしかするとの話になってしまうのは申し訳ないが、このキーボードにはダイエット効果もあるのかもしれない。額だけではなく全身にじんわりとした汗を感じる。

私がアツアツの風呂上がりだということを差し引いても、キーボードの性能を恐れずにはいられない。

そしてやはり、このキーボードではさっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっk


以上のような文章が見つかったのは、関東平野遺跡である。
今から2000年前の富士山噴火の際に、マグマに飲まれてしまった地域ではあるのだが、どういうわけか発見されたキーボードとパソコンは無傷だったそうだ。
何かに守られるように、そこだけがぽっかりとマグマから逃れるように空間があったという。

また、文章にある「ペットの政五郎」というのは、宇宙天狗の小型化されたものではないかとの見解もあるが、まだ調査の段階であり発掘チームは専門の調査委員会を───。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?