20171019社説から見る現代日本

おはようございます。週末にかけて台風がやってくるようです。大きな災害に繋がらないことを祈るばかりです。

さて、本日は読売・産経・朝日で昨日10月18日に開幕した5年に一度の中国共産党大会を社説で取り上げています。

北朝鮮は今年に入ってから、中国による広域経済構想である「一帯一路」や「BRICS」の首脳会議が中国で開幕されたタイミングで挑発行為を実施してきました。

今回も懸念されていましたが、北朝鮮から中国に対して祝電が出され、目だった動きは起きていません。

本日のオススメは産経の「習近平演説　強国路線の拡大に警戒を」です。

3時間半に亘る習近平演説の要点を纏めてくれているため、一読の価値があります。

以下、産経社説からの引用です。

「中国は軍事政策や国防費が不透明だと国際社会から批判を受けながら、四半世紀余りにわたって急激な軍拡を進めてきた。

　その上さらに、今世紀半ばに人民解放軍を「世界一流の軍隊」にすると言い切った。日米の軍事力を圧倒する意味だろう。こうした中国の姿勢について、日米間で十分に協議し、対応を考えることが欠かせない。

　台湾問題では、「分裂」を絶対に認めないと強い言葉で訴えた。対話が中断している台湾の蔡英文政権への警告であり、台湾海峡の動静にもより注意が必要だ。

　大会を経て選出される次期指導部は、習氏の側近らが占めることになろう。共産党独裁下で推し進められる「強国」路線に対し、これまでにも増して重大な警戒が求められる。」

＜社説一覧＞
日経：具体策のない成長戦略では成長できぬ／米個人情報漏洩を他山の石に
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売：中国共産党大会　習氏は覇権主義を強めるのか／日米経済対話　ごり押しの交渉には乗れない
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経：習近平演説　強国路線の拡大に警戒を／日米経済対話　拙速なＦＴＡ交渉避けよ
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日：「イスラム国」の拠点を制圧　過激思想からの解放こそ／視点・総選挙　北朝鮮の脅威　「国難」と言うのならば＝論説委員・布施広　
https://mainichi.jp/editorial/

朝日：衆院選　辺野古の海　沖縄だけの問題か／中国共産党　疑問尽きぬ「強国」構想
http://www.asahi.com/news/editorial.html