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日本って、全国だいたい同じ教育? 2

私なりの回答その2
 
けっこう違います。
私はこれまで、関東、関西、東北に年単位以上で住んだことがあります。都会も田舎もあります。
海外の都会と田舎に住んだこともあります。
 
けっこう日本って違うんだなあ、と思ったことを紹介します。
 
  私が関西にいたとき、周りの友だちと温泉についての話になりました。私は友だちに、「どこかいい温泉ある?」と聞くと、友だちはいくつかの温泉を教えてくれました。そこで私は「その温泉の泉質って、どんな感じ?」と聞くと、「え、わからない…」となりました。後日、私が東北の温泉を、写真や映像と一緒に紹介すると、とても驚いていました。というのも、近畿・中国地方では、温泉が限られます。もちろん私は温泉が好きなので、阪神間ベルトとか、いい場所もたくさん知っています。しかし、東北の温泉は、やっぱりレベルが違います。場所も多いし、泉質もかなりハイレベルだし、さらに安いです。これは旅行でなく、実際に住んでみて、初めてそう感じました。
  
  温泉という話題は、あくまで一つの例です。たこ焼き屋の数、スーパーに売っている変わったサメや魚、車を持っているのか、スタッドレスタイヤを使うのか、どんなストーブを使うか、どんな防寒着を着るか、どんな植物があるのかなど、あらゆる状況が、住んでいる場所によって違います。
  私は雪国の生まれです。小学生の頃、登下校で、吹雪がすごすぎて、息が吸えません。後ろを向いて歩いたり、止まったりしなければいけません。前も見えず、すぐ横を、ライトをつけた車らしきものが通りすぎます。うなずきながら聞いてくれている雪国出身者が目に浮かびます。しかし雪国でない人には、想像することが難しいでしょう。おおげさでなく、吹雪での登下校は死が身近にあります。吹雪で側溝に落ちて発見されなければ、死んでしまう可能性があるのです。
 
 
  教育も、同じ日本でもけっこう違うのです。
離任式が、3月、4月、5月にあったり、4月の1週目にコミュニティスクールの打ち合わせがあってそれは全体に関わる大事なことで優先的に会議が行われたり、6月の総体の野球応援とかは田舎の一部地域だけだったり、「修礼」という儀式での礼(ピアノに合わせて礼するやつ)は東北などの一部地域だけだったり、神戸体操があったり、神戸ノートがあったり、一人の中学校の先生が3教科くらい教えていたり、30代で主任教員だったり、プライベートの教師塾があったり、昔から冷暖房完備だったり、基本は小学校から電車通学だったり…。
ちなみに、教員の飲み会もちょっと違うところも、似ているところもあるように思います。

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