仏教からの、アンガーマネジメント
仏典のお話。(サンユッタ・ニカーヤ)
ある人が、ブッダに対して、怒っています。
怒る人
「おい、何とか言え!」
ブッダ
「…。あなたが家にお客さんを招いて、たくさんのお料理で、もてなしたとする。でもお客さんはその料理を食べなかった。その料理は、誰のものだと思うか?」
怒る人
「それは、自分のものだろう! 自分で食べていい!」
ブッダ
「私はそれを受け取らない。そのまま持って帰るがよい」
***
アンガーマネジメントから
怒っている人がいて、自分も怒ってしまう。
それは、相手の怒りを受け入れたことになる。
でも、ブッダは、怒る人の怒りを、受け取らなかった。反論しなかった。
「私は、あなたの怒りを受け入れませんよ」と。
怒る人は、その怒りを、持って帰るしかない。
一緒に怒らなくていい。
与えたものは、跳ね返る。
あなたが人に与えたものを、あなたが受け取ります。
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