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海外を個人で旅行するのに、英会話はどの程度必要か「英会話能力」について、私たちの経験から記載していきます。

  毎年複数回、個人で計画し海外へ旅行をしている、仕事をしていない60歳代の夫婦です。
 贅沢をするところは贅沢をし、節約するところは節約して、安くしかも安全に個人で計画する海外旅行の方法を紹介します。
 旅行費は、貯蓄を取り崩して支出していますので、少しでも長く旅行に行けるよう、60歳の時から資産の半分を運用しています。

 今回は「英会話の能力」についてです。海外を個人で旅行するのに、英会話がどの程度必要かを、私たちの実際の経験から記載していきます。
 今までは、飛行機の予約や特典航空券の利用、宿泊費の削減などについて、投稿してきました。飛行機などの予約が済んだら、次は現地になります。

私たちの英会話能力

 海外に個人で計画して旅行をしていると言うと、「英語はペラペラなんですか?」とか「英語が喋れないから、うちは無理」などとよく聞かれます。
 私は工業高校を卒業して、国内の会社に就職しました。海外勤務などありませんし、高校では専門科の授業が多く、英語の授業はまともに受けていません。
 英語の能力は、中学卒業レベルです。妻は、短大を卒業していますが、英語は私よりもっとわかりません。
 「英語が喋れないから、個人での海外旅行は無理」なのでしょうか。
 妻は、英語が喋れないのに、平気で道を尋ねたりホテルのフロントに苦情を言ったりします。スーパーマーケットでは、量り売りの商品などの買い物もします。

肉の量り売りを購入しています(イタリア)

 普通の会話は、勇気と度胸それに中学校1年生程度の英語で大丈夫なようです。
 少し込み入った話をしなければならないときは、グーグル翻訳かスマホの翻訳アプリを使います。英語は全世界で通用する公用語のようになっていますが、母国語にしている国以外の人は、結構、無茶苦茶な英語を使います。
 発音もいい加減です。何度も個人で海外旅行をしていると、下手な英語でも、そんなに問題ないと思ってきます。

空港では

 外国の空港に到着すると、税関や乗り継ぎ、荷物の受け取りと、それぞれ行き先が分かれていることがあります。それぞれに案内の掲示板がありますので、対応する英語を覚えておき、掲示板通り移動すれば済みます。

シドニーの掲示板

 空港内には空港職員が至る所にいます。道がわからなくなったり、どうすればよいのかわからなければ、中学1年生程度の英語で尋ねればOKです。
 5W1H(Where:どこで、When:いつ、Who:だれが、What:なにを、Why:なぜ、How:どのようにして)をご存じでしょうか。この5W1Hのあとに、税関、荷物、出口、乗り継ぎなどの英単語を組み合わせれば、空港職員はわかろうと努力してくれます。勇気と度胸だけ、それにちょっぴりの英語が必要です。文法を考えていると、しゃべれなくなります。

 税関で、係員が何を言っているのかわからなければ「斉藤寝具店です」(サイトシーイング テンデイズ:観光で10日滞在)といえば、何とかなると新聞で読んだことがあります。
 旅行する人が、みんな英語が喋れるとは、係員も考えていないと思います。
 入国審査や手荷物検査では、会話することはほとんどなく、最近は、スマホでの電子申請も増えています。昨年行ったインドネシアでも、入国時の荷物検査は、スマホの電子申請しか受け付けてくれませんでした。コロナ禍で人との接触を極力避けるようになったのだと思います。
 入・出国の最新情報は、外務省の海外安全ホームページや大使館のホームページで最新情報を確認してください。
(外務省の海外安全ホームページはこちら)

宿泊場所などへの移動

 空港を出たら、宿泊場所への移動です。事前にホテルへ迎えを依頼しておく方法もあります。
 主要なホテルを回るシャトルバスもあります。

シャトルバスとチケット売り場
オーストラリア/シドニー

 ホテルのシャトルバスは、空港内のシャトルバスのチケット売り場で、ホテル名を言えば、チケットを買えます。
 電車や路線バスに乗る方法もあります。具体的な方法は、また別の機会に投稿するつもりでが、基本的に英語をしゃべる必要はありません。
 公共交通機関を利用するのであれば、切符の買い方や、電車の乗り方などは、旅行のガイド本に詳しく書かれています。私たちが使う旅行ガイド本は、「マップル」と「地球の歩き方」で、いつも図書館で借りて読んでいます。
 両替や乗り場などの場所がわからなければ、空港のインフォメーションで尋ねます。片言の英語でも、丁寧に教えてくれます。
 
 外国に行くと、緊張の連続ですが、脳の活性化になります。頭をフル回転で使用することになります。ハラハラドキドキで、成功しても失敗してもとても良い経験になります。
 お金を払って、経験や思い出を買うというのは、ものが残らないのでとても贅沢だと思います。
 私たちも何度も失敗した経験があります。その経験は、また別の機会に投稿します。ホテルに着いたら、「I have a reservation.」(予約しています)と言って、パスポートを見せれば大丈夫です。日本人スタッフがいるホテルを、予約するのもよい方法です。

現地のツアーでは

 私たちは、現地でツアーを頼むことがよくあります。ツアー料金を見て考えますが、日本語ガイドのツアーは、値段がものすごく高いことがあります。

町中にあるツアーの看板(ペルー)

 日本人があまり訪れない観光地は、かなり高めの料金になります。そんな時は、観光地まで送迎だけのツアーか、英語ガイドのツアーにします。

ペルー/チチカカ湖

 ガイドさんの説明は、ほとんどわからないこともありますが、気にしません。上の写真のように、個人ではいくことが難しく、ツアーに入らないとなかなか行くことのできない場所に、連れて行ってもらえるからです。
 自由時間がある場合は、中学生程度の英語で、出発時間と場所だけをガイドさんに確認しておきます。
 日本人がほとんど行かないような場所では、日本語のガイドは、当然ですがとても高くなります。事前に少しインターネットなどで調べておけば、現地で実物を見ることで、英語での説明はそれなりに理解できます。英語のパンフレットなどは、スマホの翻訳機能を使えばほとんど読むことができます。

タクシーの利用では

 外国では、タクシーを利用することがあると思います。東南アジアや南アメリカでは、ぼったくりのタクシーが相当数います。英語がわからなければ、タクシーでぼったくりに遇う確率が高くなります。しかし、旅行のガイド本で安全なタクシーを調べておけば問題ありません。何度も書いていますが、私たちが使う旅行ガイド本は、「マップル」と「地球の歩き方」で、いつも図書館で借りています。

図書館で借りた旅行のガイド本

 例えば、インドネシアですと「ブルーバード」というタクシーが安全です。きちんとした料金メーターがついています。
 また、日本でもようやく検討され始めた「ライドシェア」があります。タクシー代わりに使用するもので、いわゆる「白タク」です。海外では、「ウーバー」とか「グラブ」という会社が運用しています。スマホにアプリを登録しておけば、行きたい場所を入力すると、会社と契約している普通の車が乗せてくれます。
 アプリは、アプリストアから無料でダウンロードできます。

「グラブ」のアプリ

 料金は、行きたい場所を入力すると表示され、渋滞でも変わりません。支払いはクレジットカードを登録しておけば、現金のやり取りはありません。また、行き先を入力しているので、運転手との会話は必要ありません。
 優良運転手を選ぶこともできますし、車の種類やナンバーなども表示されます。
 運転手の評価もできますし、乗車中に何かあると、運用会社にアプリから通報もできます。

経験からの結論

 いろいろ事例を書いてきましたが、私たちの経験上の結論は、勇気と度胸それにちょっぴりの英語力で大丈夫です。きちんとした文法通りしゃべろうとすると、なかなか言葉が出てきません。
 言葉は、意思を伝えるためのただの手段です。個人で旅行に行くと、周りは外国人ばかりです。ガイドも通訳もいないので、必要に迫られるからでしょう、すぐに慣れてしまいます。
 妻は、中学校の英語の参考書とユーチューブで、英語の勉強をしています。

 大学まで卒業されているかたなら、何の問題もない気がします。経験上ですが、英語圏以外の国の人で、英語がわかる人は少ない気がします。
 中南米のスペイン語圏やポルトガル語圏では、バスに乗っても買い物でも、英語が通じないことがほとんどです。私たちは、身振り手振りとスマホの翻訳機能で、意思を伝えています。

次回の投稿予定

 投稿は、毎週の金曜日 17時に予定しています。次回の投稿予定の内容は、生理現象が近いシニアに役立つ「海外のトイレ事情」について、記載していきます。

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