見出し画像

スリランカを半周 チャーターした車で移動。シニアの個人海外旅行

 2024年2月11日現在、スリランカを旅行中です。1月28日からからスリランカにいますが、このうち10日間は、車をチャーターしてホテルの移動と観光を行いました。
 10日間利用して、とても好感の持てるドライバーでした。note読者の皆さんにも、スリランカを旅行する時には、ぜひ利用していただきたいと思い、今回の観光ドライバーを紹介します。とっても優良なドライバーです。

 スリランカは、交通の便があまりよくありません。長距離バスや鉄道がありますが、バスの利用は、外務省の海外危険情報では、危険なので控えるように記載されています。
 実際、見かけるバスは、大変に荒い運転をします。窓も扉も全開で人が乗ると同時に動き始めます。しかもどのバスも、ものすごいスピードを出します。

スリランカの暴走バス

 前車に追いつくと、必ずあおり運転を始めます。公共のバスが、パッシングにクラクションです。対向車がいても平気で追い越しをかけます。若い人ならともかく、シニアは乗るだけでなく近づくのも危険です。
 また、列車は、指定席でエアコンのある1等車以外は、バスと同じように窓も扉も全開で、常に超満員です。

2等車 満員列車の車内

 始発列車でない限り、座ることもできません。列車が到着すると同時に、我先に乗り込みます。降りる人がいようが、平気で突っ込んできます。 
 私たちは、バスは利用していませんが、列車は利用しました。その時の悲惨だった状況は、別途投稿します。
 私たちの海外での現地移動は、ほとんどが徒歩か公共交通機関です。ただ、スリランカでは、公共交通機関での移動は、とてもお勧めできないと感じました。

 このよう交通状況のため、私たちは、空港に迎えに来てもらう時から、観光ドライバーをチャーターしました。
 空港には多くの観光ドライバーが迎えに来ていました。ほとんどのドライバーが、手書きで(読みにくい)名前を記載した紙を持って、待っていました。
 私たちが利用したドライバーは、きちんとした紙に、日の丸と名前を印刷した紙を持っていました。さらに、小さな花束までくれて、歓迎してくれました。

チャンダナさんと公認証

 名前は、チャンダナさんといいます。数年前にお医者さまだった奥さまを亡くされ、3人のお子さんを育てている45歳の人です。
 残念ながら、日本語はしゃべれなくて、英語のガイドです。私たちは英語はあまり話せませんが、全く問題ありませんでした。
 ドライバー兼ガイドをしてくれますが、簡単な英語で対応してくれます。私たちが理解できないときは、スマホの翻訳機能で対応してくれます。
 トイレの対応からチケットの購入、観光場所での案内など、痒い所に手が届く様な手伝いをしてくれます。細かいところまで気を使ってくれ、まさに労を惜しまないサービスです。
 私たちは、スリランカに滞在する19日間のうち、10日間をチャーターしました。

 大まかな利用内容は、コロンボの空港から、シギリヤロックのあるシギリヤまで。シギリヤからスリランカ第2の都市キャンディまで。キャンディから町全体が世界遺産のゴールまで。ゴールから首都のコロンボまでです。それぞれの街で、数日ずつの観光もこのチャーターした車で行っています。
 車は、トヨタのプリウスで、乗り心地もよい車です。道路の状況が悪いスリランカは、舗装されていてもがたがた道が多く、日本とは大きな違いです。

チャンダナさんからもらった花束

 1日だけ、チャンダナさん以外の車に乗ることがありました。その車は軽自動車で、片道3時間の場所にある遺跡を観光しました。
 妻は、その日の帰り道で「ぎっくり腰」になってしまいました。その日の運転手の運転が荒かったのもありますが、それほど道が悪く腰に負担がかかっていたようです。
 
 話が少しそれましたが、軽自動車での観光は値段が少し安いですが、やめたほうが良いと思います。
 チャンダナさんは労を惜しまない人で、私たちが希望した場所を廻った後で、まだ時間があれば、お勧めの場所の観光を提案してくれます。
 仲介の会社との契約では、目的地までの送迎だけで、観光案内はしないというものでしたが、すべての観光地で中まで一緒に入り案内してくれました。(公認の観光事業者は、入場料が無料だそうです)

チャンダナさんの車 プリウス

 私たちはコロンボでの宿泊先をAirbnbで見つけたマンションにしていましたが、その時に現地の管理人ともすべて対応してくれて、とても助かりました。    Airbnbの詳細はこちらに投稿済

 私たちが契約した10日間のチャーター料金は、仲介の会社が入っているため、少し高めでした。
 ドライバーのチャンダナさんの家は、首都コロンボの近くです。支払った料金の中には、仲介料のほかチャンダナさんの宿泊代や、ガソリン代も含まれています。料金は、チャーター期間や距離、宿泊の有無などにより変わりますが、最高でも日本円で15000円/日程度です。
 スリランカはチップの習慣があるので、1日1000ルピー(約500円)を別に渡しました。 ちなみに相場は、500~1000ルピーだそうです。車の駐車料やトイレの利用料は、彼が払ってくれていました。

 スリランカの人はお国柄でしょうか、時間にルーズな人や対応がいい加減な人に多く出会いました。
 チャンダナさんは、元軍人さんだからでしょうか、常にきちんとした対応をしてくれました。

シギリヤロック

 スリランカに行って観光をされたい方には、ぜひおすすめの観光ドライバーです。
 チャンダナさんの連絡方法を聞いていますので、仲介の会社を通さず直接依頼することもできます。
 なお、チャンダナさんは、今まで直接お客さまとの連絡・調整をしたことがないため、観光依頼は私たちから連絡をしてほしいとのことでした。
 ご希望であれば、私どもで連絡・調整をすることが可能です。また、お勧めの観光ルートもご紹介できます。
  私のメールアドレスは  hi7green@gmail.com  です。
 私たちも、商売でやるわけではありませんので、チャンダナさんと交渉して、お安くしてもらえる可能性もあります。

 参考ですが、スリランカでは、事故時や病気時の対応が良くないそうです。渡航時には必ず保険に入ることをお勧めします。私たちは、クレジットカードの付帯保険がありますので、今回の妻の「ぎっくり腰」も保険会社に連絡を取っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?