きしもとたかひろ

保育をしたり絵を描いたり文章を書いたりしています。自身の保育論の追求だけでなく、いまの保育業界を本気で根っこから変えられる仕組みを研究しています。

きしもとたかひろ

保育をしたり絵を描いたり文章を書いたりしています。自身の保育論の追求だけでなく、いまの保育業界を本気で根っこから変えられる仕組みを研究しています。

    マガジン

    • 子どもの育ちを見守るうえで、 ぼくが気をつけたいこと(漫画)

      子どもの可能性を信じて、その子がその子らしく育っていけるように、ぼくが気をつけていることを漫画にしています。

    • 子どもの姿の捉え方

      子どもについてのあれこれ

    最近の記事

    文章とはなにかを寝起きに考えている

    早く起きてしまったので、なにか書こうかと思ったけれど思いつかず、みんな、日常で文章をどれくらい書いているんだろうなどと考えている。 全く書かない人は全くだろうし、何かを書き写すような仕事をしている人ならも四六時中書いているんだろうな。なかなか大変な仕事だろう。逆に文筆家は書く時間より考える時間の方が多いんだろうか。それもまた大変だ。 例えばメールの返信をしたり、LINEでやりとりをしたりをするのも文章を書くってことになるだろうか。と思って、文章って言葉をググってみた。

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      • 褒めて育てる?叱って育てる?

        「最近の親は怒れない」という言葉を耳にすることがあります。僕が子どもの頃から耳にしたことがあるので最近っていつまでだろうなんて思ってしまいますが、叱る子育てがいいのか褒める子育てがいいのかは、子育てをする上で悩むことの一つでしょう。 「叱ったほうがいいよ」と言われたら叱ったほうがいい気がしてきますし、「褒めたほうがいいよ」と言われたら褒めたほうがいい気もします。「メリハリが大事だよ」とか「バランスだよ」と言われたらそんなことはわかっているけどそれができたら苦労しないんだよ!

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        • 保護者批判をしないのは、正義感からではない。

          「あそこの親は問題があって」と平気で言葉にする保育士がいる。「親があれなら、子どもは救いようがないよ」そんな風に批判する教育者もいる。 それが称賛されることではないのはきっとみんなわかっている。それでも保育現場やSNSで見聞きすることが少なくない。 言わずもがな、保育者や教員が保護者を批判するのは絶対にすべきではない。「悪口をいっちゃダメだよ」というような優等生の発言みたいだけれど、そういう正義感からではない。無論、悪口は良くないけれど、言いたくなる気持ちは否定しない。

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          • 危険はないけれど汚れたりするときに、どう子どもの活動を見守るか、という相談に答えました

            お伺いしたいのですが、本人に特に危険はないが、汚れる濡れることが予想される時はどうしていますか? 本人が汚れる場合と、周囲(床など)が汚れる場合の両方教えて頂きたいです 例えば、絵の具に夢中になり、絵筆を洗う水入れを倒しそうみたいな時です という質問を下のツイートからいただきました。 返信を書いていたのですが、長文になったためこちらに掲載します。お昼休みにババババッと書いたので乱文でごめんなさい。 誰がどう困るかで考える汚れる、濡れる で、 a誰が困るか bどう困る

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          • 子どもの育ちを見守るうえで、 ぼくが気をつけたいこと(漫画)

            • 4本

            子どもの可能性を信じて、その子がその子らしく育っていけるように、ぼくが気をつけていることを漫画にしています。

          • 子どもの姿の捉え方

            • 22本

            子どもについてのあれこれ

          • 子どもの育ちを見守るうえで、 ぼくが気をつけたいこと(漫画)

            • 4本

            子どもの可能性を信じて、その子がその子らしく育っていけるように、ぼくが気をつけていることを漫画にしています。

          • 子どもの姿の捉え方

            • 22本

            子どもについてのあれこれ

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            • 子どもたちで育ちあう姿

              担任のクラスではない学童に顔を出したとき、壁にボロボロの原稿が貼ってあった。なんの文章だろうと読んでみると、ぼくが4年前に法人の広報誌に寄稿したが周りと毛色が違うからとボツになったものだった。 恥ずかしいから剥がしてくださいよ、とそこの職員に声をかけたが、どこにも日の目を見なかった自分でも忘れていた文章を大切にしてくれている人がいることが嬉しかった。 学童ってこうでしょうと、そんな気持ちで貼ってくれているらしかった。 その原稿データを今日たまたま見つけたので、せっかくな

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              • ぼくたちは、いじめっ子が許せないのか。いじめが許せないのか。

                ことが起きてから考えるのは手遅れかもしれない。けれど、次に同じことが起きないように考えていないと、ぼくたちはずっとこのままだと思う。 いじめについてぼくがどんな風に考えていてどんな方向を向いていたいかをまとめました。※過去のいくつかの記事をまとめて加筆修正したものです。 いじめる側といじめられる側と外野いじめ問題についてしばしば「いじめられる側にも原因がある」という言説を目にする。そんな時に、だいたい「そんなことはない!いじめる側が悪いに決まっている!」という反応になるん

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                • 多様な社会の実現で、躾とマナーが滅びるという仮説

                  マナーが悪い人や行儀が悪い人を見て不愉快な気分になるのはなぜだろう。 クチャクチャと音をたてて食べたり、足を机に置いたりして生理的に嫌な気分になるのはなんとなく理解できるけれど、例えば箸の持ち方が違うとかだけでなぜ不愉快な気分になるのだろう。全くと言っていいほど実質的な害は被っていないのに、なぜだかモヤッとしてしまう。 その自分の感情に向き合ってみたら、多様性についても考えることになった。 行儀がいいぼくぼくは子どもの頃、食事の作法などを厳しく躾け(しつけ)られて育った

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                  • 「正しく怒る」ということについて考えてみた

                    正しく怒るってなんだろう。と少し考えてみた。 新型コロナウイルスの問題が起きてから、SNSでは多方で批判と怒りの声が飛び交っている。 そんななか、「正しく怒れ」という言葉を見かけた。「批判する人」と「しない人」で分断が起きているのだ。ぼくはあえて分けるなら「批判しない」派だけれど、それはいい子ちゃんぶっているとか斜に構えているというわけではない。怒らないわけでもない。 というか、ひとよりよく怒る方だと思う。 ぼくは同僚に「いつも怒ってますね」と言われる。子どもたちに、

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                    • 美しいものを美しいと思える心を持っていないと保育士はできないのか。

                      オオイヌノフグリという花をご存知だろうか。 畦道などに生えている雑草なんだけど、淡い青色の小さな花を咲かせる。田舎で育ったぼくにはなじみ深く、小学校の登下校道でその花をよく見かけた。 あれは小学3年生の頃だったと思う。生活科か何かの授業で植物を観察しに小学校の周りを散策していた時のこと。 植物や花の名前を担任の先生が説明してくれていて、その内容はもう覚えていないんだけれど、ひとつだけ印象に残った花がある。それが、オオイヌノフグリだ。 先生は「この花の名前の由来知ってるー?

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                      • 同じ言葉を使っているのに伝わらないことについて

                        言葉がひとり歩きしている。そんな風に感じることがある。 「自尊心」「自己肯定感」「主体性」この言葉たちは、ここ数年の保育教育の大きなテーマとなっており、心理学と関係ない業界でも世間一般で使われるようになってきた。その世間一般で使われている言葉が正確な意味で浸透しておらず言葉がひとり歩きしていることに危機感のようなものを感じることがある。 そんなことを思って、違った解釈で捉えている方に向けて簡単な図解を作った。 言葉には意味がある。けれど、僕たちがそれを使うときに正確で明

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                        • 業界を変えるためにできることを真面目に考えた。

                          「保育業界を良くしたい」という言葉を発した時に、ある先生から「みんなそう思ってやってるよ」と言われたことがあります。「変えてやろう」とは思っていなくても「より良くしていきたい」そう思ってやっているはずだよ、と。 たしかに失礼なことを言ってしまった。「悪くしよう」とはみんな思っていないだろうし、より良いものにしたいというのもその通りだろう。では、なぜ良くなっていかないのか。なぜ、それぞれがそれぞれの立場で「より良いかたち」を求めて頑張っているのに、分断が起きて時に足を引っ張り

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                          • その部屋の隅にこっそりと花を飾ってみるのはどうだろうか。

                            この春、また多くの保育士たちが辞めていくだろう。前向きに辞める人もいるだろうけれど、この業界に失望して辞めていく人たちも少なくないだろう。 僕の周りにも、この仕事を続けたいのに、続けられない、そんな人がいる。それを聞くたびに、何もできない自分の無力さを痛感する。 一年目の保育士さんと比べたら、僕を含めた先輩たちはそりゃあできることは多い。けれど、業界にとっては、ある程度できる僕たちなんかよりも次の時代を引っ張っていく若い人たちが辞めていくほうが損失だ。 「たかだか数年で

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                            • 『うちの子は10秒もじっとできないのですが、何か良い方法がありますか?』

                              twitterのDMで保育や子育ての相談をいただくことがあります。「正解」を導き出せるわけでは無いのですが、少しでも不安の解消になるように何かのヒントになるようにと自分なりの視点をお伝えさせていただいています。 先日ご相談いただいた方から「いただいた文章が私だけで読ませてもらうのもったいないのでツイートに載せてみては…同じように悩んでいる方の支えになるのではないか」とそれこそもったいないお言葉をいただきました。個々でケースは違うので「答え」とはならないけれど、同じように悩ん

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                              • 子どもらを被害者に 加害者にもせずに

                                ここ数日、連日のように教員いじめの事件が取りざたされ、非難するツイートや記事を多く目にしながらモヤモヤした気持ちをずっと抱えていました。わざわざ言葉にすると批判的な内容になるので記事にするか迷ったのですが、出来るだけ前向きに書いてみることにしました。 抱いているモヤモヤと向き合っていると、学生時代のある講義のことを思い出しました。 たしか、保護者支援かなにかの授業で「モンスターペアレント」について話していて、よくメディアでも取り上げられる「給食費を払わない」とか「うちの子

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                                • 保育に引き出しは必要か。

                                  「保育に引き出しは必要じゃない?」って聞かれて、自分には何もないなあって反省したんです。 相談してきてくれたその職員は今年度から6施設のリーダーを務めている。もう1人のリーダーと力を合わせ少しずつ自信をつけていき、悩みながらも日々奮闘して力をつけている姿を見ていたので「リーダーになるのまだ早かったんじゃないかなって思うんです」と落ち込む姿を見て、足りないことを指摘しても「よし頑張ろう!」とはならずせっかく積み上げた自信も失くして「自分なんて」と自尊心が削られるだけなんだなあ

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                                  • 理屈で保育ができるでしょうか

                                    より良い保育を目指している中で「あなたは熱いからね」と言われたことがある。情熱があるからそこまでやれるんだ、と半分は敬意を示してくれたのだろうけれど、半分は「他の先生には暑苦しいんだよ」というニュアンスが含まれていたため「情熱で保育はしていません。仕事です」と答えた。何年かして同じ人に「指針とか理屈ばっかりじゃなくて、思いとかがあるやん。思いで保育しようよ」と言われた。「どないやねん」というツッコミはせずに「思いで保育はできません。専門性のある仕事なんだから、理論で保育をする

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