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令和5年10月24日(火)の あたりさわりない薬剤師日記


※令和5年 クリエイターフェスに参加※ 10月1日から31日まで毎日薬剤師日記を書く。


自分の病気に関心がない人がいる。
すぐわかる。
多分処方箋を発行した医師も看護師わかっている。けれど、訪問看護師など第三者の介入が必要なほどではないので、そのままだ。
成人に対しては「ちゃんと治療しなさい、薬を飲みなさい」 と誰も注意しない。

薬剤師もわかっている。

薬を飲んでないって。


別に悪いことではない。こんにちは、ありがとうとちゃんと言うし、会釈もする。でもそういう人ってなんとなく喜怒哀楽が希薄な感じを受ける。


スキゾイドぽいなと思う。(わたしに断定する権限はないけれども)

孤独を好み感情表現に乏しい人はいくらでもいるが、たいていの人は自意識というものはある。スキゾイドさんにはそれがはっきりしない。

お薬をちゃんと飲んでいますか、の問いにはハイという。
深海魚婆薬剤師がおせっかいぽく、ホントにちゃんと飲んでますか、とあからさまに疑っても、怒らない。淡々とハイという。

それ系の人は地震でもあわてないという。私利私欲もない。誰にも迷惑をかけずひっそりと生きる。他人に関与されなくても平気。昔なら人生に達観しているとほめられているところだ。別にその状態でも悪いことでもない。でも医療に関しては別だ。

ちゃんと通院しているのは、効果を感じていること。(頓服の痛み止めが欲しいというものある)
創作者としては内面に興味のあるところで、わたしが積極的な性格だったら、まとわりついて「ねえねえ教えて」 と聞くところだが個人的な行為をしてはアウトなのでそのままだ。

人生の楽しみ方はいろいろ、闘病についての考え方もいろいろ。患者に対して上から目線で感じてはいけないが、態度に出さないもののこういう人がたまにいて薬だけは飲んでください~と心配している。

ありがとうございます。