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歩き地蔵のお江戸面白地蔵物語VOL39.ガンがたくさんのことを教えてくれた(2)

おはようございます。

2020年4月9日の朝日です。
今日も朝日を拝めました。
ありがとうございます。
清々しいですよね。
気持ちいいです。いっぱい空気吸いました!
ふー!って吐いてから、すぅーって息吸い込みました。細胞に酸素が行き渡るのを感じ、体が温かくなるのを味わいました。

小鳥のさえずりがいいですね~~。

ドビッシーの朝のイメージの朝です。

さて、さて、今回も昨日の歩き地蔵お江戸面白物語「ガンがたくさんのことを教えてくれた」の第二回目をお送りしますね。

前回を見逃した方は↑のサイトでごらんくださいね。

では、続きの始まり始まり~~~~パチパチパチパチ~~~~拍手よろしくね~~~。

「こうして、虎ママさんは、娘と息子に捨てられたのです」

「え、あんなに大事に育てていい子たちだったのに?」

「そうなんです。虎ママさんの心はあっちこっちにぶる~ん、ぶる~ん、と揺れて~~~」

「悲しくって心痛くって」

「そうよね~」

「少し時間経つと怒りも出て来て・・・。子どもたちの思うように人生を歩ませてあげてたのに~~~ってメラメラ~~~

「かわいさ余って憎さ100倍って感じ~」

「そうです。で、パパとか両親とか亡くなった犬、ポポロとか思って・・・」

「ポポロ?」

「あ、娘が飼いたいって言ったシーズー犬で、けど、途中から大学生活に入り、私が結局最後看取って、本当に可愛かったの。虎ママさんの膝の上をちょんちょんっておねだりして。可愛かった。う~ポポロ~会いたい~お父さん・お母さん~会いたいな~パパ、お願い、会いに来て~~って」

「そうだったのね」

「でも、結局、虎ママさんは一人ぼっちなんだ・・・・って」

「シクシクしちゃう、、、、悲しかったね~」

「そうなんです。悲しくって、悲しくって、虎ママさんが元気ないのを見て、虎ママさんのお友達がいろいろ声かけてくれた。元気出してって・・・虎ママさんは有難いな~~って。けど、ずっと心の隙間が埋まらないまま。それでも生きて行かないとならないから、虎ママさんは動いてある情報に出逢ったの」

「ある情報って?」

「介護の勉強をして手に職。資格を取っておじいちゃんとおばあちゃんの世話をする道に進む決心したのね。介護の勉強をする場所は新宿の歌舞伎町にあって、そこでも、いろな方々との出会いがあったの。そして、勉強期間中に住んでいた所が赤羽の都営住宅なんです」

「そうだったのね~」

「虎ママさんはそこで『おれは、一度、死んで復活した』ってドヤ顔で言う先生とか、本当に家族のいろいろを抱えたり、私みたいに会社倒産して再生を頑張る人やDVから逃れて頑張る人やいろいろ・・・本当に人生の学びの場を・・・もらったの」

「そうなんだ~」

「で『死ぬ時は眠ると一緒だから何も怖くない』って一度死んだことのある先生が言うの。そしたら、ガンで死ぬかもとかも、とにかく死ぬとか、あんまり気にしないでいいんだな~って虎ママさんは思いました」

「ふ~ん」

「それから・・・」

「それから・・・?」

「うん。虎ママさんはあることを発見しました。赤羽から新宿まで行く、埼京線って最強に混むのですが、赤羽始発に乗れば座っていけるって虎ママさんは気がつきました」

「ほほほ~」

「それでね。虎ママさんは混んでいる列車にあえて乗る人間を観察させていただきました。まるで戦場に向かう戦士たち。男女関係なく必死に向かう戦士たち。虎ママさんは感動したと同時に社会の恐ろしさも感じました。ですが、列車が来たら、1・2・3のスリーステップで乗れるんだって発見したり、虎ママさんが楽しさも発見していました」

「それなりの充実を自分で見つけて行ったのね?」

「そうなのです。それで、虎ママさんは次の就職先も決まりました。虎ママさんは人の話を聞いてすぐ絵に描ける趣味があったので、それで認知症の方のお話を聞いて絵に描いてあげたいとお話したら、あるグループホームでの仕事が決まったのです。それで、その準備を進めていたら・・・・」

「いたら・・・・何?」

「虎ママさんは主治医の先生に『仕事着いちゃだめ、進行性のガンだから治療に専念してください』と言われ、はい、、、けど、子ども達とも連絡取れないままなんですと言うと先生、『それは困ったわね。子どもたちには、私から連絡しておきます。あ、そういえば、ある時、娘さんからお母さん最近変なことなかったですか?精神的におかしくないでしょか?って電話あったわよ』って言われたのでした」

「ほほ~、娘さんがお母さんの精神的なことを心配してたの?」

「はい。きっと、私、同居時、変だったんでしょうね。きっと、不安とかいろいろで」

「そうなのね~」

「その言葉をきっかけに、自分にも何かあったから息子と娘は離れたと思うようになりました」

「それで生活は?」

「生活は先生が社会福祉の事を紹介してくださって、虎ママさんは社会福祉にお世話になって暮らすことに・・・」

「そうだったのね」

「はい。けど、虎ママさんはそこに安住するのではなく、次のこと、治してまた生きることも考えられるようになってきていました」

この続きは、、、、また、明日~~~~。

ひっぱりますね~~~~。

はい。

心整理しながら書いております。

この機会をありがとうございます~~~。

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